鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

玉蟲(オーム)の残骸(続・Flying Gokkiie!)

2008-09-10 19:32:31 | Weblog
朝夕、めっきり涼しくなってまいりました。
朝なんぞ、夜中に跳ね除けたふとんを新に被りなおして、二度寝ってことなんで、寝起きが悪いったらありゃしない・・・。

さて、今回も、お食事されながら、このブログを観ていらっしゃる方(多分、いらっしゃらない思いますが・・・)、申し訳ございませんが、大変、気持ちの悪いお話なので、お食事終了されてから、読んでいただくことをお勧め致します。

先月24日の『Flying Gokkiie』のその後のお話。

・・・いえね・・・。ずっとお掃除しなかった訳じゃないんですが、『ゴッキー』を吸い込んだ掃除機を使うのが、怖くて、怖くて・・・。
また、生きて飛び出して来たらどうしましょう・・・って訳で・・・。
卓上掃除機(・・・という名称でいいのかどうか・・・?車の中のシートなんか、掃除する、ハンディ型の掃除機)で、自室のゴミを吸い取っておりましたが、いかんせん、小さい・・・。
ここは、やっぱり、フツーの掃除機の出番だな・・・。
多分、もう、あのゴミ・パックの中で、絶命しているのに違いない・・・そうに決まっている・・・。
いつまでも、掃除機を使わない訳には行くまい・・・。
ゴミ・パックさえ交換してしまえば、問題なかろう・・・と意を決して、掃除機を取り出し、吸引口に貼り付けた透明ガムテープを見たところ・・・。

大体、ここまで、書けば、この後のシナリオの展開は、予想がつくと思いますが・・・。

『ヤツ』は、ガムテープの接着面にピッタリとくっついておりました・・・あああ!!!!!
絶命は、していたものの、あの掃除機の『強』で、再び、吸い込んだにも関わらず、ゴミ・パックから這い出し、ガムテープの接着面で、ついに事切れたようです。恐るべし!

・・・それだけならいいんですけどね・・・。その後が、問題・・・。
私は、しばし立ちすくみ、この事態をどう収拾しようかと、10分くらい茫然自失しておりました。

『風の谷のナウシカ』という今は、巨匠言われる『宮崎駿』さんの長編アニメーションがありましたが、玉蟲(オーム)の残骸に、腐海に生える植物の胞子が散っていく場面があったかと思いますが、掃除機の吸引面のガムテープにくっついた『ヤツ』の身体には、ここ数週間の雨続きで、薄いクリーム色の白い粉末がびっしり付着しておりました。
『ここは、腐海か・・・。』
黴の胞子がびっしり・・・。『ヤツ』の身体は、滋養に富んでおるのであろう・・・。

使い捨てのビニールの手袋をして、タオルで鼻と口を塞ぎ、掃除機を外へ持ち出し、新聞紙の上で、吸引口のりガムテープをゆっくり、はがして、『ヤツ』の遺体を、ガムテープの残りの部分で、包みつつ、更に、新聞紙で、隠蔽。掃除機の吸引口を水洗いし、更に、アルコールで、拭いて・・・ああ疲れた。

『ヤツ』との攻防にもやっとピリオドを打った・・・。しかし、玉蟲の残骸そっくりだったな・・・。