鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

Rockなお母ちゃん

2008-09-11 20:12:26 | Weblog
午後になって、土砂降りの雨・・・。

先月のお盆の真最中、歌舞伎なんぞ見に行った帰りのお話。

上野駅からのローカル線で、これから(ご実家とかに)帰省されるのか、あるいは、都内からご自宅へ戻られるのかは、さだかではないのですが、小学校に上がる前くらいの女の子を連れた若いお母さんが、ワタシの反対側の席に座っていました。
時刻は、22時過ぎ・・・子供には、随分と眠たい時間だろうなと思ってみておりましたが、案の定、お母さんにぴったり寄り添って眠ってしまいました。
お母さんも大分、御疲れのようで、子供を護るようにして、うとうと・・・。

このお母さん、お子さん連れでなければ、とてもお母さん・・・には、見えない服装なのです。

所謂、ロック服(ゴシック系でいいのか、メタル系なのか、はたまたヴィジュアル系なのか、何系に属する服なのか、ワタシには、わからないのですが・・・)。
そのまま、ステージに立てそうないでたち。
ファッションには、疎いので、的確に表現できないのが残念ですが、ノースリーブの黒のジャケットには、銀色のアクセサリーがてんこ盛り。渋い色合いのプリントデニムのジーンズ。
リストバンドも黒で統一。スカル(髑髏)と薔薇のデザインがなんともいえない雰囲気。指輪もスカル。
帽子もカッコよく決まっていて、小さい顔に、服装に合わせたのか黒縁の長方形のメガネ。
細長い手足でバランスも抜群でした。

随分カッコイイお母ちゃんだな・・・とシミジミ眺めてしまいました。
もしかして、どこぞのロック歌手・・・???とでも言いたくなるような・・・。

このお母さんの立派なところは、フラットなスニーカーを履いていらしたところ。
このスニーカーもバッチリ決まっていました。

小さなお子さんを連れたお母さんで、ピンヒールを履いていらっしゃる方もいるけれど、なんだか、危なっかしくて、見ていられない・・・。子供を抱っこしたりするのに不安定じゃないのかなぁ・・・。

だから、このロック服のお母さんは、ロック系???なんだれども、子供連れで出かけることを、ちゃんと考えているのだな・・・なんて勝手に思ったりもしましたが・・・。

このロックお母ちゃん(勝手に命名・・・)は、お子さんには、何故か、昭和40年代風のレトロで、緩やかで着心地のよさそうなとても優しい色合いの服を着せておられました。

子供が着易い服で、しかも物凄くセンスのよいお母ちゃんのようなのです。

ちなみに、ロックお母ちゃんの着ているような、所謂、ロック服って何処で買うんだろう・・・と常々不思議に思っておりましたが、ちゃんとショップもあるみたいですね。ステージ服専門店ってのが・・。
先日、偶然知りました。

またお会いしたい・・・ロックお母ちゃん。