鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

『現代霊性論:内田樹×釈徹宗』~スピリチュアルってなんだ・・・???

2010-10-12 21:05:21 | Weblog
朝方、雨。くもりがちな一日。


最近は、いろんなところで、『スピリチュアル』って言葉を目にしますね。
霊感占い・・・だとか。
・・・スピリチュアルのスピを動詞?にして、『スピる』なんて、ヘンな言語もあるし、スピリチュアルな生き方を目指す?『スピ女』なんて言葉もあったわな・・・。

内田樹先生のご著書については、このブログ内でも、何度か書かせていただいておりますが、内田先生は、オカルト?がお好き・・・。
オカルト・・・というよりは、『第六感』だとか、『気』だとか、科学によって解明があまり進んでいない分野でもそれを否定しないセンセイです。
ご自身も武道家でいらっしゃるし、身体を鍛えると、そういう・・・なんというか・・・『勘』というか『感』というか、実在の証明が、万民に対して難しい分野の現象でも、寛容に受け入れていらっしゃるようです。

今回の公開講義は、お寺のご住職(浄土真宗)でもあり、大学の先生であられる釈徹宗さんとともに、『現代の霊性』について・・・ということだそうです。

現代人は、経験的というか習慣的というか、『霊』なる正体不明なものに結構、振り回されて生きているようです。

死者の祟りだとか、呪いだとか・・・。

孤立した都市部ほど、『占い』の需要が高いし、毎朝テレビで、『今日の占い』だとか、雑誌で、『今週の運勢』だとか・・・そういう媒体をもつ国は、日本以外ないんじゃないかと・・・。

名前は、呪い(咒)だし、名前をつけられることによって、『縛られる』ということだし、気にも留めていなかったような事に、なんか意味がありそうだったり。

明治維新後、急速に発展した新宗教の一覧なんかもあったりで、盛りだくさん。

得体の知れないけれども、現代人の生活に深く浸透していて、切り離すことのできない習慣や行事、民間の宗教者ともいえるスピリチュアル・カウンセラーの概念。

インチキ占い師にカモられないためにも、一読してみるのもまた、一興。