鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

ヒュプノスに抱かれて・・・。②

2012-12-13 23:00:26 | Weblog
今週に入って、朝方は、車のフロント・ウインドウに霜と氷に覆われて、ガチガチになっている。
5分くらい暖気して、溶かさないと前も後ろも、全く見えない。
午前7時50分、外気温0℃・・・氷の世界も・・・もう真近か。

・・・という訳で、冬の朝は、お支度に時間がかかる・・・。
入眠時は、全く、目が冴えてしまっているのに、寝起きは、もうドロドロだ。
氷点下の朝に、暖かい蒲団の中にいて、起きなくてもいいひとは、王侯貴族だ。
(まあ、庶民の私にも、週に2日と祝日と年末年始は、だいたい、王侯貴族になれるのだけれど)

入眠時と起床時が逆転すれば、いいのになぁ・・・と、いつもいつも思う。

それを可能にする手立てがひとつだけある。

睡眠薬(或いは、睡眠導入剤)の摂取だ。
アルコールは、断眠・・・というか、睡眠途中で、目がさめると、あとは、もう眠れない。
睡眠薬は、考え事をする暇もなく、パッタリと意識が途切れる。
気が付くと朝だ・・・という願ってもない眠りが得られる。
もちろん、夢なんか覚えていないくらいに・・・。

以前、歩行不可能な腰痛に襲われて、11日間入院したときは、寝る前に、痛み止め飲んどいてください・・・と言われ、痛み止めを服用する・・・。
朝まで、目が覚めなかった。
朝食後、痛み止め飲んどいて下さい・・・と言われ、この薬を飲むと・・・昼食時まで、トロトロと眠った。昼食後・・・痛み止め飲んどいてください・・・と言われて、この薬を飲むと・・・夕食時まで、目が覚めなかった。

・・・薬物の眠りは、果てしない・・・。
・・・痛み止め・・・の中に、たぶん、睡眠を促進させる物質が、処方されているのだろうと思った。
眠りは、痛みを宥める作用もある・・・(痛みの度合いにもよるけれど)。

どうしても頭から離れない悩みで、眠れないとか・・・自分では、対処できないときには、病院で、睡眠薬を、処方してもらうのも一つの対処方法だと思っている。
常習性にならない程度で、止めておいて、あとは、どうしても・・・ってときのために、お守りくらいの感覚で、持っているといいかもしれない。

自然の眠りは、ヒュプノスの優しい腕に抱かれているようだけれど、薬が生むヒュプノスは、ちょっと荒っぽいか・・・有無を言わさず、眠りの世界へ引きずりこむ・・・そんな荒々しさがあるような気がする。