雨の一日。
映画・演劇・テレビドラマ・・・虚構の世界を演じるのが、俳優(或いは、女優・・・)。
先月だったか・・・今月だったか・・・ちょっと忘れたけれど、何処かのテレビ局で、『明智小五郎×金田一耕助 ふたたび (コレも適当に見ていたので、明智さんと金田一さんの順番が逆かもしれない)』を、オンエアしていた。
明智小五郎役が伊藤英明さんで、金田一耕助役が、山下智久さんだった。
本や漫画(・・・今は、漫画とは言わんらしい。コミックというそうだが・・・???)といった文字や二次元で描かれるキャラクターは、本なら文字から読者が勝手に登場人物をイメージし、漫画なら漫画家の描く通りのキャラクターをそのまま受け入れればよい。
それらを映像化すると、かなりのギャップが出ることは、先刻承知なのだけれど。
でも・・・何と言うか・・・明智小五郎には、明智小五郎の、金田一耕助には、金田一耕助の・・・カッコ(確固)たるイメージというものがあるでしょうが!
特に、金田一耕助が、とんでもなくヘンだった。
あんな金田一耕助は、もはや金田一耕助ではない。横溝センセイの金田一耕助は、こんなんじゃない。
金田一耕助を名乗るからには、やはり、金田一耕助であらねばならぬ・・・という最低条件さえ、満たしていない。ヨレヨレの袴だけが、唯一の拠り所となった。
金田一耕助が、雑誌のモデルのような兄ちゃんだなんて(しかも相当軽め?)。
あまりに・・・。ひどすぎる。
大体、推理を外して、明智小五郎が、フォローって・・・???
明智小五郎にしても・・・もちっと、適当なひとがいなかったのか・・・。
『配役』をなんだと思っているのでしょうかね・・・と、思いながら、別の事をしながら、見ていたので、結構、全部視聴するまで、時間が掛ってしまった。
物語としても、なんか、ツギハギだらけで、ちっとも面白くないし、謎ときにしたって、全く、ツマラナイ・・・コレって、なんなの?コレ???そんなの見ていた私もアホ。
悪魔の手毬歌的な展開なのだけれど。
唯一、二十面相が、明智小五郎に化けて(二役)の、乱闘シーンは、ちょっと笑えた・・。