昨日は、夏至。昼間が一番長い日。
陽極まって、陰へ転じる・・・コレから、一日一日と陽が短くなって、行くのに、気温は、上昇を始める時期で。
そんな夏至の昨日は、曇り空から、晴れ間がのぞいたかと思うと、突然雨が降りだす梅雨の時期特有の御天気の中、隣々市のシネマ・コンプレックス迄、一昨日、公開になった『ザ・ファブル』を鑑賞。
岡田准一主演『ザ・ファブル』予告編 6.21公開!
何かの特出した才能に恵まれると、『普通』の生活が難しくなる・・・らしい。
主人公・ファブルは、天才的殺人者。殺人を生業としてきたけれど、組織?のボスから、一年間、人を殺さず、普通の生活をすることを命じられる。
ファブルが、人を殺せば、ボスが、ファブルを殺すという・・・。
相棒で、妹役のヨウコと一緒に大阪で、生活を始めることになるのだが・・・。
フツーでない天才的殺人者のファブルを、演じるのは、岡田准一。
この俳優さんは、不思議な俳優さんで、所謂・・・自分の色を持っていない(・・・ような気がする)。
色がないので(透明だから)、映画監督(及び、制作サイド)は、思った通りに、色づけできる・・・稀有な俳優なのだとおもう。惜しむらくは、タッパ(身長)が低い・・・ということですかね?
そして、色がないというのは、才能でもあり、欠点でもあったりする(・・・ような気がする)。
見ている時は、面白いのだけれど、あまり印象に残らなかったりするから、脇役というか・・・バイプレイヤーの上手さを引き立てちゃったりもする。
しかも、『ザ・ファブル』は、ひとりで、主役を張れる役者達を、惜しみなく脇役に使っていたりする。
福士蒼汰、向井理あたりは、主役級だしな。
映画的には、面白かった。2時間飽きることなく、見ていられた。
普通が、割と難しくなっている昨今、普通って、案外、普通じゃないのかも・・・と思えてきたりする。