午前中は、爽やかな晴天なれど、午後になって、曇って来て、夕刻には、冷たい風。
本日は、朝から、県北へ。
相方と少し(いや・・・かなり)遅いお花見。
県北なら、まだ桜が見られるでしょう・・・って・・・でも、地元は、枝垂桜、八重桜、山桜が、咲き乱れ・・・この風景は、例年だと、ゴールデンウィークの少し前くらいに見られる花々だけれど、早い開花となりました。
県央、県北へ向かいながら、花・花・花・・・いろいろな桜、水仙、チューリップ。
花(さくら)は、染井吉野だけじゃない。
ランチを予定していたお店は、例の武漢肺炎のため、暫定的に、今月末頃迄、営業を自粛。
次の候補のお店も、電話が繋がらない・・・。
市街地の小さなカフェへ。
市街地郊外の廃校小学校の宿舎を改造したカフェは、以前、訪れたことがあったけれども、この小学校カフェの本店は、市内の官公庁街にあって、市役所にも支店があるらしい。
知的障害を持つ若いひとが、接客なんだけれど、ひとつひとつ丁寧に運んでくれる。
久々に美味しいパンをいただいた。野菜や玉子、ハム・・・素材ひとつひとつが、美味しい。
珈琲もスイーツも・・・優しい味がして。
お腹が一杯になったところで、今日の朝、とっさに、この間見た地域のローカル局のニュース番組でみた『堂の下岩観音』が、わりと至近距離だと気が付いて、相方に提案してみた。
近い・・・といっても・・・ランチのお店から、1時間くらい走行せねばならないのだけれど。
山道をひた走り、川を越え、野を越えて・・・。
着いたところは、静かな静かな・・・巨大な岩に抱かれるようにたつ小さな小さなお堂。
菜の花と樹齢百数十年の桜満開。
崖の中腹に建つ赤い屋根のお堂迄、階段を登っていく・・・。
お堂には、小さな観音様が居らした。
銅鑼を鳴らし、ホンの少しだけれど、お賽銭を供し(こんなお賽銭では足りないけれど)、武漢肺炎の終息と世界の平和をお祈りする。
毎年、桜の時期に、お堂は、ライトアップされるということなのだけれど、今年は、やっぱりメイン・テーマの武漢肺炎の影響で、中止となったようで。
足元には、黄色い菜の花、そして、二輪草・・・だと思うのだけれど(違うかも?)、可憐な白い小さな花。
静かな山里に、拝観客は、6名様だった。
ここには、喧噪も肺炎への不安も・・・そんなものが、一切なく、ただゆっくりと遅い春の午後の時間だけが、揺蕩うように流れているようで。
この日の夕方、緊急事態宣言が、全国に向け告げられた・・・。