良く晴れて、乾燥した寒い週明け。
午後から、映画『金の国水の国』を鑑賞。
500年前からの約束で、王女の金の国からは、国一番の美貌の王女を、隣の水の国からは、国一番の智慧を持つ若者を交換するという、敵対する隣国間の取り決めで、底辺の側室の娘に生まれたの王女の縁談は、隣国一の智慧者の若者の婿取りと決まったものの・・・。
彼女の夫として送り込まれたのは、一匹の犬。
王女は、辺境に追いやられるも、怒ることも、嘆くこともせず、穏やかで上品な性質で、母親の違う姉達を羨むことも、妬むこともなく、日々、過ごしていた。
婿入りした犬に導かれて、隣国の地に迷い込んでしまい、そこで出会ったのは、王女の国から使わされた国一番の美女を娶ることになった国一番の智慧を持つ水の国の若者。
国一番の智慧を持つ若者に与えられたのは、一匹の仔猫であった。
金の国の王女と水の国の若者は、お互いを慈しみ、やがて、訪れる危機に立ち向かっていく。
昨今は、最近は、異界ファンタジー系の漫画やアニメーション作品が多いけれど、この『金の国水の国』は、多国籍系ファンタジー・・・というか。
奇を衒った物語ではなくて、真面目なファンタジーで、中近東とその周辺諸国をモデルとした美しい映画に仕上がっていて、安心して観て居られる・・・というか・・・。
心優しきひとびとが、出会い、そして、豊かな未来の設計を始める・・・そんなファンタジー・アニメーション。