鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

古書感

2023-04-26 23:28:02 | 本・読書

終日の本降りの雨。肌寒い一日。

 

昨日、宵から降り出した雨は、夕刻まで続く。

朝方も暗かったので、午前9時過ぎ迄、眠ってしまう。

日中も、うとうとと猫のように眠る(母が生きていた頃は、こんな感じで、昼頃迄、眠っていたりした。余程、安心していたのだろうなぁ・・・)。

 

日中の最高気温が30度近くまで、上がる日もあれば、今日のように、15度どまりで、寒くて、眠っている間も、脚が冷えて、電熱マットをつけて、ホカホカ・・・。

 

寒いので、久々に豆乳スープのパスタなど、拵える。

母が好きなメニューだったなぁ・・・。

 

 

昨日、居室の押入れ(下段)を掘り起こしていると、2000年前後に購入した本が出てきて、なんとも、いい具合?な古書になっていて、新しい本もよいけれど、やはり紙の本は、この時間の経過がいいなぁ・・・と思う。

過去に読んで、そのまま押入れの中で、眠っていて、掘り起こしたら、時間の経過が、刻まれていて、古びた感じと、読んだ当時の空気感が思い出されて、これは、電子本では(たぶん)味わえない雰囲気だ。

電子本となんら内容は変わらないだろう・・・。

でも、モノのもつ質量と脳内の記憶と、そのときの感情・・・が、一気に蘇って、過去へ旅した感じ・・・???上手く言えないけれど。

紙のもつ質感って・・・なんだか凄い。

 

本は読み捨て、使い捨て・・・断捨離!断捨離!!断捨離!!!と世間は騒いているけれど、昔の本は、今の(安っぽい)出版物とは、一線をかくすものがあるのかな・・・。

カビ臭いし、紙魚もできて、ページも焼けて劣化しているのに、その存在は、揺るぎない。

こういう本は、処分が難しい。

手許に残しておきたい・・・。