日中は、25度をこえる夏日なのに、夕刻には、冷たい北風。
終日、乾いた強風の吹く週末。
昼過ぎから、映画『沈黙の艦隊』を鑑賞。
映画界では、『潜水艦モノにハズレなし』という格言???があるようで、国内、海外を問わず、傑作が多いらしい。
この『沈黙の艦隊』も、とても面白かった。
映画版・KINGDAMで、王騎将軍を演じて、その存在感たるや、僅かな出演時間にも関わらず、初回では、最後に全部、持って行ってしまった感のある大沢たかおが、主演。
今回の映画でも、アクション・シーンなどの見せ場があるわけではなく、ただ潜水艦の指令シーンだけに、なかなかに難しい役どころで、表情もほとんど変えず、司令台に立ったままのシーンが、大半を占めた。
潜水艦の内部は、たぶん、軍事上の秘密であろうから、似て非なるものなのかもしれないけれど、まさに抗張力鋼(或いは、チタン合金?よくわからんけど)の外側は、海水で、逃げ道なとひとつもない空間の中のドラマである。
情報と言えば、レーダー、超音波、そして、このドラマでも、重要な役どころである人間の耳で、音を聞き分ける海自一の聴力を誇る潜水艦・やまなみのソナーマン役ユースケ・サンタマリアが、特出していたように思う・・・(そして、たぶん、海自一の聴力を持つ者の次世代のソナー・マンとして原子力船・シーバットの前原滉が対になっているようだ)。
物語は、まだ序盤と言った感じだけれど、続編が制作されるのであれば、次もまた観たいと思わせる映画だった。