くもりがちで、小雨パラつくも、蒸し暑い。
秋というより、梅雨時みたいな湿気っぽさ。
秋は、空気も乾いていて、空も高く・・・のイメージだけれど、天気予報をみると、すっきりと晴れる日があまり出現しなさそう・・・
もうすぐ10月になろうというのに、まだまだ蒸し暑いのに、明け方は、肌寒かったりで。
でも、案外10月もすっきりと晴れないのは、5月は爽やかな日が多い気もするけれど、案外雨も多かったりする・・・。
春と秋が、無くなっていくようで、過ごしやすい季節が短いのは残念。
これから来る冬は長くて、平年よりも、寒い・・・という長期予報も。
すっきりと爽やかな正しい日本の秋は何処へ行ってしまったんだろう?
秋といえば・・・清少納言も書き綴っているように、夕暮れどき。
茜色や朱色に染まる稜線の美しさ。
柿の朱色、玉梓(からすうり・烏瓜)の朱色。秋の色。
楓の紅葉の赤。
少し暗い赤の曼殊沙華(彼岸花)。
秋は、朱色・オレンジ色・赤の美しい季節だ。
秋には少し早いけれど、暦の上ではもう秋も近いかも・・・と小さい秋の雰囲気がそれとなく感じられる?(今年はそんなことなかったけれど)お盆のときに精霊棚に飾る鬼灯(おおずき)も、夏よりは、秋といった感じがするような気がする?
晩秋の頃の落葉前の蔦の控えめな赤も好きな色。
忘れちゃいけない赤トンボ。真っ赤に染まった胴体は、秋の色。
・・・なんてことを思っていたけれど、今はどうなのか・・・。
1980年代だったか・・・『すみれセプテンバーラブ』というキャッチコピーで、目元にパープル染める化粧品が売り出された。
春のすみれ色を9月に纏う・・・か・・・。面白いといえば面白いのかも?
紫色のすみれは、春だけれど、グレゴリオ暦で、葡萄月は、ヴァンデミエール(ブドウの収穫月)。
ぶどうも紫色。
これも、秋に相応しい色。
秋の色。朱色、赤色、茜色・・・そして紫色も・・・。