猛暑復活。
午前中は、曇っていて気温上昇も控えめだったけれど、午後になって晴れてきて、気温急上昇。
とにかく・・・暑い。秋彼岸だというのに・・・。
断捨離がブーム?で、ネコも杓子も・・・モノを捨てよう・・・的な風潮。
要らぬモノ、使わぬモノが、高い家賃の狭い部屋を占領・・・。
巷では、断捨離のHOW TO本が、次々と出版。
要らぬものを片付けたら、開運したとか、お掃除するとよいことがあるとか・・・。
私は、片付けや整理整頓が苦手で、いろいろと積んどく・・・。
旧居宅の居室の畳は、モノで溢れていた。
私の持ち物は、紙類と衣類。つまり本とか服とか・・・。
引っ越し先が、間取2Kという手狭な家なので、旧居宅で、居室2部屋、キッチンリビングと使っていたのだけれど、ソコにあったものを現在の家に全部運び込むのは無理だったので、いろいろと捨てたりしたけれど、分別厳しき自治体でのゴミ捨ては難儀を極めた。
プラスチックとステンレスの合体したピンチハンガーって、可燃か不燃か・・・???
捨ててしまうと危険なものとか。
製造会社は、とにかくコストと流行とか、使いやすさとか重視して捨てるときは、たったひとこと。
『自治体のルールに従って捨ててください。』
だから・・・ソレがわからないんだよな。
断捨離の達人とか、節約主婦の達人さんたちが、例えば、ペーパータオルをとことん使い倒す・・・とかいう見出しで、食器を拭いて、テーブルを拭いて、ガス台を拭いて、それから床を拭いて、とことん使い倒してから捨てます・・・とか言う。
一、二回使ってもまだ使う・・・ってことで、コレは、モノを大切に扱って、モノが原形をとどめなくなってから、こころおきなく捨てる・・・ってコトらしく、ある意味、環境にも優しいのだろうけれど。
私は、その『使い倒す』という言葉が大嫌いだ。
それを言うなら、『使い尽くす』とか『使い果たす』とか・・・そういう言い回しの方が、使い倒されるモノに対して、まだ感謝の思いが伝わる???というか、そんな気がしている。
『使い倒す』といわれると、満身創痍になってもまだ、床だの窓のサッシなど拭いて、その身が、ボロボロになるまで、情け容赦なく使われた挙句、ポイっと捨てらてしまうのは、悲しすぎる(ような気がする)。せめて、きれいにしてくれてありがとう・・・くらい言ってから捨てても罰は当たらぬであろうな。
一度も使うことなく、ゴミ処理場へ移動しただけのモノたちも・・・。使い倒されなくてヨカッタと思うけれど、一度もお役に立たないのはちょっと残念・・・とか、思っているかもしれない(思っていないか?所詮、モノだもんな・・・)。
そして・・・その不要になったモノが、捨てられて、ゴミ処理場に行って、焼却なり、リサイクルなり・・・その姿になるまで、どのくらいのヒトの手を経ているのか・・・少しでも考えてほしいと思ってみたりする。
最近、クリーンセンターに粗大ゴミなどの処分で、出向くのだけれど、夏場(冬場もだけれど)は、特に、センター内の生ごみの匂いがものすごいことになっていて、中で作業する職員さんは、大変だな・・・と思ってしまう。
『使い倒』されたゴミも、新品未使用のゴミも、等しく葬られる焼却場。
いづれにせよ、断捨離という行為には、よいこともあるだろうけれど、なんだか、業深い行為でもあるように思えて、捨てる手が止まり・・・そして、ゴミの山となって堆積していく。
山になる前に、やはりなんとかした方がよいのかもしれない。
・・・となると・・・買うときは、処分する時のことまで考えてから・・・とか言っているとその間に、別のモノが・・・のモノに支配されている気がしないでもない・・・(つまり、どうしていいのかわからなくなっていたりする)。