本日は、朝から、ミュージカル・タロー・ウラシマを観劇に。
久々のおひとり様でのご観劇。
観劇に行きたし・・・。
でも・・・わたしには、観劇に行く余裕がないのよ!(時間はあれども・・・。お財布は、きびしい・・・)というわけで、このところ、ご無沙汰。
でもなぁ・・・。ちょっとくらい・・・いいよね・・・???ってことで、なんと、正規の値段よりも69%ものディスカウントのチケットが、あったのだった・・・!(この顛末については、後日)
・・・というわけで、真夏の観劇・・・人形町・明治座GO!
昔話・浦島太郎を、ミュージカルでやっちゃいましょう・・・脚本・池田鉄洋さん、演出・倉持裕さん。
イケメンに生まれながらも、不幸な星の下に生まれた浦島太郎(木村了さん)。
漁師のくせに、漁に出れば、船酔いで、偶に、船酔いしなかったと思えば、船が転覆。
都の市で、一年分の稼ぎを得たと思ったら、財布を盗まれてしまう。
大雨・大風に棲家は、全壊。
トコトンついてない太郎と、海の底・龍宮城の支配者・龍王(坂元健児さん)の娘に生まれながら、龍王の第一妃の鯱妃(とよた真帆さん)の陰謀によって、兄・深海王子(内田優一さん)は、深海へ追放され、母である第二妃の海豚妃(角島美緒さん)は、病死してしまい、そのことが原因で、チカラをコントロールできず、龍宮城を破壊してしまった乙姫(上原多香子さん)。
乙姫は、己の罪に脅え、苦しみ、龍宮城の奥深く身を潜め、哀しみの歌を歌いながら10年の月日が経っていた。
引き籠りで、卑屈な乙姫を案じた老亀(斉藤暁さん)が、鮟鱇のアンコーと鮃のヒラメーを引き連れ、地上で一番不幸な男を乙姫に会せれば、自分より、不幸な男がいることで、乙姫は、安堵するだろうと、タローを探しに地上に出る・・・が、地引網に掛り、漁師たちに引き上げられる。
アンコーとヒラメーが捕まり、二人(2匹?)を助ける為、亀は、タローを人質に取り、龍宮城へ、連れて行く。
地上で一番不運な男と海で一番不幸な女が出会った。
運命の出会いだった・・・。
海の底では、第一妃の鯱妃が、自分の生んだ甲太子(滝口幸広さん)を、龍王にしようと画策するも、乙姫の兄・深海王子が、深海に住むダイオウグソクムシ(辻本祐樹さん)に唆されて、龍王を殺してしまう。
クーデターは太郎の機転により、阻止されたが、地上では、竜宮城に攻め込むべしといきり立つ右麿(大堀こういちさん)。
陸と海に分たれた二つの民族。
海の王は死に、陸の王(和泉元彌さん)は、帝として、海と陸との境界線を閉じてしまう・・・。
木村了さんは、イケメンさんで、お顔が小さい・・・舞台役者としては、ちょっと不利と思われるのは、玉手箱を開けて、白髪白髭のおじいさんになったときだ。現代は、顔が小さい方がいいのだけれど、やっぱ舞台はな・・・なんて思いながら見ていた。
乙姫様の上原多香子さんもお顔小さいですね~~~。
狂言師の和泉元彌さん。
声もいいし、帝を演じさせても品格がある。一時期、某・国営放送・日曜夜8時の大河ドラマ・時宗・・・あたりが、ピークだったのかな。少し太られたようです。
龍王役は、ミュージカルには、欠かせない人でしょう、坂元健児さん。
父親の悲しみをセツセツと歌い上げていた。
何度か拝見したことがあるけれど、このひと、こんなに歌が上手だったっけ・・・?
龍王の奥さん役で、嫉妬深い鯱妃を演じるのは、とよた真帆さん。頭に金のちゃちほこをつけて、名古屋城バリ・・・いくつになってもお綺麗だなぁ・・・。
実は、このミュージカルをみていて、思い出したのが先週の今上のクーデター。
『トシとったし、もう疲れたし、テンノー辞めたい。』
とノタマッタ会見。
こちらも出来の芳しくないコータイシに、素性怪しき妃、実の内親王を幽閉?して、バレバレの別人・影子をメディアに登場させた・・・今時、こんなことがあるんだろうか・・・と目を疑うも、動画をみていると明らかに別人を立てている。
どんなに否定しても、ダミーだらけなんだよね?
皇室の至宝・明治/大正/昭和の帝の妃たちに受け継がれてきたティアラ、ネックレス、京都御所の古文書などを、ヤフーオークションで、売却したとの噂。
何処の王家も大変なのね・・・?龍宮城だってそうだもんね・・・?
唯一の救いは、帝の登場。
凛として、正道を歩み、龍王との約束を守り、海と陸の境目を閉じた高潔さ。
帝(天皇)は、終身なの。
役職じゃないの。
サラリーマンじゃないの。
疲れたからって、辞めたら憲法違反なの。
疲れたなら、御公務と称して、美術館めぐりやコンサートなんて出て歩かないで、御所で、お休み下さいよ・・・。
被災地へお見舞い行かなくていいから・・・!
旅行気分で、現地へお邪魔して、復興のジャマしないで頂戴・・・。
・・・すみません。劇評でなくなりました・・・。
休憩2回をはさんで、上演時間約4時間。
明日千穐楽。