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映画:アングリースクワッド~公務員と7人の詐欺師

2024-12-02 21:22:02 | 演劇・映画

暖かい週明け。

 

一昨日(11月30日)。

朝イチ上映の『アングリースクワッド公務員と7人の詐欺師』を鑑賞。

定年迄、無事にやりすごしたい超真面目な税務署員の熊沢。

職場でも家庭でも、我慢、我慢の日々。

熊沢は、本店(国税局)栄転の決まっているハネッ反りの部下の望月の暴走で、脱税王・橘と税務署長に屈辱を味合わされても、ひたすら我慢の毎日であったが、親友の自殺の原因を作った橘が、親友の名前さえ憶えていないことを知り激怒する。

刑期を終えて出所したてのマコトは、熊沢を巻き込み、脱税王・橘から、脱税分の10億を含め、14億円を騙し取ろうと6人の仲間とともに、作戦行動を開始する。

裏の裏の裏?迄のハラの探り合い。

演技派俳優の内野聖陽は、流石の演技力。ことなかれで済ませようとするクソ真面目な税務職員(一瞬、森本レオかと・・・?)から、高級会員制クラブで、ビリヤードに興じるカネ廻りのよい紳士役迄、きっちりと演じ分ける。大人しい人間のアングリー(怒り)を、顔の表情筋で、表現するあたりは、凄い。

爽やか(過去に訳あり?)イケメンの天才詐欺師役は、今、旬といえる岡田将生。

このふたりのタッグが絶妙。

 

裁判所さえも、権力に飲み込まれ、正義もヘッタクレもなくなった汚職大国の日本。

ケチケチと庶民から詐欺するのではなくて、儲かっている政治家や脱税している上級国民から、搾り取ってやれ・・・なんて思いながら、見ていたんだけれど。

勧善懲悪なんて機能しなくなった世の中だしな。

せめて映画で、憂さ晴らしするくらいかも・・・一般国民は・・・(一般庶民と書くのだろうけれど、私は、『庶民』という言葉が嫌い・・・って言っていた森茉莉のマネをして、一般国民にしてみた)。

 

 


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