真夏日迄、あともう少し・・・秋が後ずさり???よく晴れて暑い1日。
正午から、高速インター至近のシネマコンプレックスへ。
ライブビューイング・劇団☆新幹線・バサラオを鑑賞。
1年ぶりの新感線。
鎌倉時代。
後醍醐天皇をモデルとした南北朝時代の物語(らしい)。
関東の鎌倉幕府執権・キタタカ(粟根まこと)と京都朝廷のゴノミカド(古田新太)の二大覇権の争いの中、繰り広げられる裏切りと陰謀。
なんとなく・・・新感線の先祖帰り的な作品かな・・・とも思う。
所謂、お得意のピカレスクロマン。
美貌と才知と剣の腕で、二大勢力をかき回すヒュウガ(生田斗真)と同郷のカイリ(中村倫也)。
敵味方入れ替わり、立ち替わり、裏切りと陰謀のハザマで、それぞれの真意は何処に???
アクの強い生田斗真と柔らかく癖のない中村倫也。剛と柔。見た目通り、中村がやや弱い感じは否めない。
狐晴明の時と同様、生田斗真に水をあけられた感ありな気もする(狐晴明のときは、向井理にいいところを持っていかれすぎたような?)けれど、これが、中村倫也の中村倫也流のカイリ役なのかもしれない。
歌、殺陣どちらをとっても中村に軍配が上がるのに・・・???
相変わらず、右近健一の歌唱力はものすごいし、古田新太の一瞬で舞台の空気を変えてしまうような存在感は、健在。老齢化する新感線なれども、その底力は計り知れない?
休憩(30分)を含めて4時間の大千穐楽。映画館で、演劇が楽しめる稀有なひととき。