鼎子堂(Teishi-Do)

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『イエスの涙::ピーター・シャビエル著』②

2009-02-18 21:40:45 | Weblog
今日も風の冷たい一日。

このところ、不況の風も一層、厳しくなってきていて、会社の中でも、契約の更新が出来なくて、所謂『就活』と有給休暇消化のため、お休みの人も増えてきた。

そんな不安の中、この本は、一気に読んでしまって、読んでいる間は、その不安を忘れていた。
読書には、そんな効能もある。
どうしようもない嵐のときは、動き回らず、比較的安全なところで、じっとしている方がいい時もある・・・。
生活の危機が迫っている時は、もちろん、読書どころじゃないかもしれないけれど・・・。

この 『イエスの涙:』を読んでいて、ふと思い出したのが、井沢元彦さんの書かれた『ユダヤ・キリスト・イスラム集中講座』。
母体は、同じ神様なのに、三つ巴の戦いを繰り返す宗教の姉妹達。
その中で、日本人には、一番なじみが深いのがキリスト教だが、これも日本人口の1%に過ぎない(・・・らしい・・・)。

それでも、大抵のひとは、知っているイエス・キリスト・・・。
クリスマスには、ケーキを食べて、お正月には、神社に初詣に行って、ご先祖の命日には、お寺へ行ってと、節操のない?日本人だけれど・・・。

クリスマスくらいしか縁のないイエス様だけれども、西洋史には、欠かすことの出来ない存在。

小学生のときだったか・・・。
ホロコーストや亡国・・・、何故、ユダヤ民族は、迫害されるのか・・・不思議に思っていた・・・。
『どうしてそうなってしまったのか・・・。』
わりと長い時間、その疑問に答えてくれるひとがいなかったけれど、友達のお姉さんが、
『それは、イエス・キリストを磔刑にしたのがユダヤ人だから・・・』
と教えてくれた・・・。
たったひとりの男を死刑にしただけで、どうして、西欧社会で、こんなに忌み嫌われるのか・・・。
私には、よくわからなかった。

それから、何十年かあとに、
『イエスを磔刑にしたのは、ユダヤ人ではなくて、ローマ人である・・・と聖書にも書いてあるのに、誰もそんなことは、言わないし、そんなことをローマで言ったら大変なことになる・・・』
とおっしゃられたのは、誰だったか・・・。

何年たっても、知らない事は多い・・・。多すぎて分からない・・・。
全く、脈絡のない文章になってしまったけれど、頭のよくないワタシが、こういう問題を考えるから、余計にわからなくなるかもしれない・・・。

でも、このまま、何も知らずに死んでしまうのも・・・なんだかな~~~と思いつつ、今日も読書をしよう・・・。


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