風の冷たい一日。
今年は、年の初めから、外国の方の著書の感想ばかりをこのブログに書いている。
・・・と言っても、まだ3冊目だけれども・・・。
土曜日の午後から読み始めて、翌日、日曜日の深夜には、読了してしまった。
随分と読みやすい本で、誰の翻訳だろうと思った。
本のカバーとか、本の前後に、著者と翻訳者の紹介が、普通だと掲載されているものだが、この本は、著者の紹介しか出ていない・・・ということは、著者のピーター・シャビエル氏が、日本語で書かれたものなのか・・・(・・・だから読みやすいのか・・・。素直な日本語だと思うし・・・。)
著者のプロフィールは、日本とアメリカで、カトリックとプロテスタントの神学を学び、現在、ドイツ在住の神学修士とある・・・。
何処の国のご出身(アメリカ人かな?)で、年齢は、おいくつくらいなのだろうか・・・?
日本に在住されていた頃は、きっと京都に住んでいらしたのだろう・・・この『イエスの涙』は、バチカンと京都が舞台だから・・・。
物語のテーマは、明快に描かれている・・・。
問題は、クリスチャンの方には、受け入れがたい大変な事なのだろうとも思う。
キリスト教の重要なアイテム・十字架・・・
それを嫌悪する『十字架嫌悪シンドローム』の報告から物語は、始まる。
バチカンと京都・・・二つの都市で揺れ動く日本人神父・山本成一。
彼の心に突き刺さる棘となっている孤独な女子大生・上野こころ。
この恋人未満の二人の再会が、キリスト教の教義を揺るがす事態へ発展していく。
この二人の男女の邂逅シーンで、私は、かのクリスチャン作家の三浦綾子氏の著書を思い出してしまった・・・ああ、三浦さん的だなと・・・、文章もわかりやすいし。
三浦さんが、生身の人間の原罪と赦しをテーマにしているのに対して、この『イエスの涙』は、イエス・キリストの神になる以前、人間だった頃(・・・こういう表現は、キリスト教義的に間違っているかもしれませんが、お許しを・・・)の心情を、洞察している点で、まるで違う。
『どうして、私の心を誰も理解してくれないのだろう!』
イエスは、そう叫びたかったんだろうな・・・人間としてのイエスは・・・(違うか?)
2000年前の真実を証明できるひとは、存在しない。
でも、洞察することは可能だろう・・・。
今年は、年の初めから、外国の方の著書の感想ばかりをこのブログに書いている。
・・・と言っても、まだ3冊目だけれども・・・。
土曜日の午後から読み始めて、翌日、日曜日の深夜には、読了してしまった。
随分と読みやすい本で、誰の翻訳だろうと思った。
本のカバーとか、本の前後に、著者と翻訳者の紹介が、普通だと掲載されているものだが、この本は、著者の紹介しか出ていない・・・ということは、著者のピーター・シャビエル氏が、日本語で書かれたものなのか・・・(・・・だから読みやすいのか・・・。素直な日本語だと思うし・・・。)
著者のプロフィールは、日本とアメリカで、カトリックとプロテスタントの神学を学び、現在、ドイツ在住の神学修士とある・・・。
何処の国のご出身(アメリカ人かな?)で、年齢は、おいくつくらいなのだろうか・・・?
日本に在住されていた頃は、きっと京都に住んでいらしたのだろう・・・この『イエスの涙』は、バチカンと京都が舞台だから・・・。
物語のテーマは、明快に描かれている・・・。
問題は、クリスチャンの方には、受け入れがたい大変な事なのだろうとも思う。
キリスト教の重要なアイテム・十字架・・・
それを嫌悪する『十字架嫌悪シンドローム』の報告から物語は、始まる。
バチカンと京都・・・二つの都市で揺れ動く日本人神父・山本成一。
彼の心に突き刺さる棘となっている孤独な女子大生・上野こころ。
この恋人未満の二人の再会が、キリスト教の教義を揺るがす事態へ発展していく。
この二人の男女の邂逅シーンで、私は、かのクリスチャン作家の三浦綾子氏の著書を思い出してしまった・・・ああ、三浦さん的だなと・・・、文章もわかりやすいし。
三浦さんが、生身の人間の原罪と赦しをテーマにしているのに対して、この『イエスの涙』は、イエス・キリストの神になる以前、人間だった頃(・・・こういう表現は、キリスト教義的に間違っているかもしれませんが、お許しを・・・)の心情を、洞察している点で、まるで違う。
『どうして、私の心を誰も理解してくれないのだろう!』
イエスは、そう叫びたかったんだろうな・・・人間としてのイエスは・・・(違うか?)
2000年前の真実を証明できるひとは、存在しない。
でも、洞察することは可能だろう・・・。
http://www.roy.hi-ho.ne.jp/shomoku/ntb/1/f01.htm
早速、図書館に予約しました。12番目なので、少し借りるまで時間がかかりそうですが、楽しみに待っています。
拙い書評ですが、お読みいただきまして、ありがとうございました。
図書館の貸し出しの順番が、早くなるといいですね。
充実した読書時間をお過ごし下さいませ。
これはどこから見ても、日本人が外人になりすまして書いた本としか思えませんが。
著者はキリスト教以外のヨーロッパの知識も無さそうです。
昔は日本人の作家が、白人文化人・実業家になりすまして本を出すのが流行し、現在も時折見られる手法ですが、これも同じ方法を用いているのかもしれません。
またこの本は新人作家なのか、割と知られている作家が覆面作家として書いたのか、どっちなんでしょうね(笑)。
ネットで調べたら、嘘か本当か知りませんが、著者は世界基督教統一○会の日本人信者さんらしいです(苦笑)。
細々と続けているブログなので、コメントもトラックバックも無いに等しいので、コメントをご投稿いただけて、感謝です。
ミステリー小説としては、なかなか面白い作品だと思います。
ピーター・シャビエルさんというペン・ネーム?なのかも・・・???
渋谷の駅前で、「手相を勉強しているので・・・」という人達のお仲間?(違ってます?別の宗教?)という噂もなかなか、興味のあるところですね。
いづれにせよ、なかなかミステリアスな作家さんのようです・・・。
幸せな成功のための魔法の杖
http://ameblo.jp/dreamgate/entry-10205939472.html
イエスは、自らが属したユダヤ教にはびこる偽善を嘆き、「商売の家」と化した教団でムチを振るい、悔い改めを説き続け、救済をもたらしたにもかかわらず、迫害されました。
「イエスの涙」の著者は、○界基督○統一神○協会に属しながら、果たして、そこにはびこる偽善を嘆き、「商売の家」と化した教団でムチを振るい、悔い改めを説き続け、その結果を一身に受け止める・・・・・という経験が、どれだけあるというのでしょう?
著者が、誠実さと勇気をもって○界基督○統一神○協会の諸問題を直視する人であってこそ、「イエスの涙」を書けるのでしょうが、そのような実行抜きの綺麗ごとを並べ立てるなら、まっぴらご免です。
きっと「イエスの涙」は、著書のためにも、いっぱい流されているのではないでしょうか?
韓国の教祖をメシア、メシアと言って崇めて自己満足や妥協するレベルならば、イエスの痛み、悲しみ、涙とは程遠いでしょう。
コメントをいただきましてありがとうございました・・・。
この記事を書いたのが、3ヶ月前なのですが、あれから3ヶ月か・・・と・・・。
いろいろ多忙で、ちょっと過酷な日々?(笑)が続いていたので、日常を忘れる意味においては、かなり有効な読書時間でした。
著者の方については、全く知識がなく、他の方にもコメントをいただいて、私は、只、漠然と読んでいたんだな・・・と少し反省・・・。
世の中知らないことが多すぎる・・・と改めて自分の無知を感じました次第です。
途中で この話は本当に起きているのだろうか? と不思議な世界にトリップしました。
誰が書いたかとか作家の背景というのもミステリアスで気になりますが、それよりなにより内容だな~~~と感じました。
この本のおかげでなんだか本が好きになりそうな気がします。
充実した読書時間を過ごされたようで、お友達に感謝!ですね。
今迄、興味のなかった世界に足を踏み入れる事が出来きて、またひとつ世界が広った感じですか?
どうぞ、たくさん、たくさん、良い本に巡りあえますように・・・。
ぜひお奨め本がありましたら教えてください。
パソコンばかりでなく活字も楽しんでみたいと思います。
私は人が勧めてくれたものは書物は目を通し、宗教の誘いであれば一度は話を聞きに行きます。
出合ったものにどんな縁があるか分からないと思うからです。
宗教を持った人が本を書くことはありますし、私の妹はある人のゴーストライターをやっています。
販売の手法として作家の詳細を載せないこともあると聞きました。
すべてを伏せて、おもしろい・内容勝負の本があってもいいのではないかな・・・とみなさんのコメントを読んで思ったしだいです。