花曇りの週末。
昨日より、気温が下がったようで、ちょっと寒いかな?と思うけれど、それでも、平年よりは、随分と暖かい気がする。
お彼岸の入りに、もう桜が開花してしまった。
本日午前中、市内南部の母の最期に搬送された病院、そして葬儀会館へ、支払いに回った。
春休み中の姪に、留守番を頼み、姪も正午過ぎに、出かけると言うので、出来るだけその時間帯に戻る旨、伝えて、家を出たのが、午前10時。
金曜日は、燃えるゴミの日なので、母の遺品などで、捨てるものがたくさんあって、朝から、片付けなどして、それから、家を出ることにした。
まず、某・郵便の銀行で、預金を引き出す。
私の前に、お客さんは、3名。次々と処理されていくのに、私だけ、20分以上待たされる。
高額引き出しなので、まず、免許証などの身分証明を提示させられた(自分の預金なのに・・・と毎回思う)。
そして、利用目的など問われた(自分の預金なのに・・・と毎回思う)。
『葬儀の費用です。』
と答え、引出した預金をリュックに入れて、市民病院へと向かう。
病院も、葬儀場も、銀行振込で支払えるけれど、どちらも振込手数料が、バカにならないし、どうせ二か所とも同じ方向だから、現金払いしてしまおうという作戦。
同じ市内でも、病院も葬儀場も、自宅よりかなり離れていて、しかも県道も混雑していた。
以前は、市内の西部に位置していた市民病院だけれど、南部に移転。名称にも、『新(シン)』を冠し、『新市民病院』となっていた。
流行ってるよな・・・『シン・ゴジラ』とか、『シン・エヴァンゲリヲン』とか、『シン・ウルトラマン』とか・・・みんな庵野(秀明)監督の作品だね。
『シン・市民病院』
シン・病院も、混雑していた。駐車場も一杯だし、もちろん病人も、一杯だ。
会計は、某・地銀に委託してるらしく、銀行員が、銀行の看板背負って、会計作業をしている。
延命処置だの、検査だの、死後処理だの・・・様々な項目がならぶ明細書。
シン・病院から、10分程、走行すると葬儀場を統括する事務所があるハズだけれど、ちょっと迷ってしまった。
今日は、葬儀が入っていないのか、中は薄暗く、誰もいない。
関係者以外、立ち入り禁止とかかれた事務所の方から、音がするので、ドアをノックしたら、葬儀社のひとが出てきた。
熱いお茶をご馳走になり、支払いを済ませ、花曇りの街中を走行する。
既に、桜が開花していて、春の花々が、溢れていた。
もう少し、長く生きてくれてたらなぁ。
相変らず、思うことは、いつも一緒だ。
途中、お気に入りのベッカライで、アルペンブロート(ライ麦パン)とカイザーセンメルなどを購入。
正午少し前。
もう1軒スーパーに寄って、野菜類も買わなくては。珈琲も無くなりそうだった。
午前中、走り回って、疲れるも、買ってきたパンと珈琲で、軽いランチ。
のろのろと、考え事などしながら、遺品整理の続きを少しやったら、イヤになって、やめた。
そんなこんなしているうちに、夕刻になったので、生前の母が、注文していて、亡くなってから届いた食材の中にあったプロティン・ソーセージを、キャベツ、タマネギ、ニンジンと一緒に煮込んだスープを作り、トマトとアボカドのサラダ、お昼に引続き、アルペンブロートの夕食。
桜の花の開花した週末の一日は、あっけなく、暮れた・・・。