流星雨の夜
氷片を含んだような冬の夜の風の中
星がひとつ南の空に消えていった・・・
オリオン座を横切り・・・
光の残像が、流星の尾となって
夜空の巨人・オリオンを横切り、冬の星王・シリウスに手を振る
さよなら・・・。
また、いつか・・・
今日は、消えていくけれど・・・
巨大な火球となって、流れていくけれど・・・。
下弦の月は、新月にむかって、やせて、やせて、消えゆくも・・・。
また再び、逢える日を夢にみて・・・。
さよなら・・・。
また、いつか・・・
冬の夜空で、オリオンとシリウスは、ずっと待っていてくれるだろう。
冬の夜空で、また逢おう。
冬の夜空で、また逢おう。
冬の夜空で・・・。