晴天の夏日。
初夏の訪れ。
午前中、映画『あまろっく』を鑑賞。
能天気な父65歳の再婚の相手は20歳。39歳独身の娘との奇妙な同居生活の果てに・・・?
ハートフル・ホームコメディ。
努力家で真面目な独身娘・優子は、その頑張屋故に、周囲から疎まれる存在となり、学校や会社で、居場所がなく、周囲から浮いていた。
そしてその努力家の性格が災いし、リストラされ、尼崎の実家に戻って来るも、7年間のニート生活を余儀なくされるも、近所の小学生に算数を教えたりして、それなりに平穏に暮らしていた。
そして父親のいきなりの再婚宣言。
父の再婚相手は、自分の娘くらいの年齢の20歳。
能天気だか優しい父と新しい母との同居生活が始まるが・・・。
何処で見つけて来たのか・・・主人公・優子(江口のりこ)の子供時代を彷彿とさせる子役の登場。
父親・竜太郎役(笑福亭鶴瓶)の若かりし頃を演じる松尾諭もそっくり。
親子の過去の姿に、現在の面影が宿る・・・全く別人なのに・・・。
父親の再婚相手・早希を演じる中条あやみが、二十歳という年齢には見えなかったのが残念か ・・・。
父・竜太郎の『人生に起こることは何でも楽しまな!』の言葉の裏には、悲しみが一杯。
タイトルになっている尼崎閘門(通称・尼ロック)が、人々の生活を水害から守るように、竜太郎は、家族を守ってきた。いつも笑顔で。
そんな思いを受け継ぐ優子と早希。
見ていると元気がでるような・・・温かい作品。