最高気温30度を下回る曇りがちで、涼しい一日。
昨日が、暑すぎたせいか・・・凌ぎやすい(ような気がする)。
今日も・・・ベランダの上の作りかけの蜂(キイロスズメ蜂)の壊滅された巣の周辺を飛び回る戻り蜂(或いは、別の巣の個体の蜂?)。
半球の中の巣板付近をウロウロと飛んでいて、すぐに居なくなった。
午後になって、ベランダの反対側にある私の寝起きしている居室窓から、キイロスズメバチの羽音。
少しだけ開けた窓の隙間から、カーテンに向かって、周回。
・・・もし、あの壊滅された巣の生き残りなら、あと数日とか、数週間の命かも。
・・・(推測)壊滅された巣に、女王が居らず、まだ旧巣に居るのなら、壊滅された巣の周りで、戻り蜂が巣の周辺で、新設作業を行うことだろう・・・5年前がそうだったように。
・・・今だにそれがない・・・ってことは、一昨日、女王は絶命した可能性が高い(のではないか・・・と思っている)。
あの残されたワーカー(働き蜂)は、女王の原初巣の最初の娘。
女王である母親と姉妹達は、もうどこを探しても存在しない。
可哀そうなことをしたけれど。
キイロスズメバチは、強い毒性を持つ。
世界最強のオオスズメバチに次ぐ毒の強さ。
そんな毒を持つ姉妹達の干からびた身体が、ひとつ、ふたつ・・・ベランダに落ちていた。
風に吹かれて・・・。
ヒトの住む家の・・・雨風をしのげるベランダ、軒下・・・。
彼女らは好んで、営巣する。
居室裏には、雑木林があるのに・・・そこだったら、誰も巣を破壊しないだろうに・・・いやいや、雑木林こそ、彼女ら(キイロスズメバチ)の天敵となるオオスズメバチのテリトリーなのか。
1/100の確率で、次世代につなぐ命を育むためにに、生き抜いた女王も。
たった5秒に殺虫剤の霧の中に散った(現在のところ推定)。
ピレスロイドの神経毒で。
生涯、働いて、働いて、働きぬいて・・・。
それが、彼女らの生存の意義。
・・・レゾン・デートル。