10月13日(水) 曇庭の植栽に水遣りをしていて、柿の青葉を見つけた。雑草に埋もれていたのを除草したら、亡夫が亡義父(つまり私の父)の形代に、と買い求めた御影石のレリーフが現れた。平板な御影石に、狸が徳利と通い帳を持った絵柄が線彫りにされ、墨が入れてある。夫は、「信楽焼の陶製の狸は多いけれど、こんな仕様は珍しい。 親父にそっくりや」と言って、築山の槇の木の下に据え、得意気であった。言外に、「俺 . . . 本文を読む
老女の闘病日記・日に新た日に日に新たなり
人はなぜ、病むのか?人はなぜ生きるのか?なぜ、死ぬのか?