5月24日 (金) 晴
日々あわただしく生きて、無理をしている自覚もある。
そのせいで、歯がポロリと折れたのか?
理由はわからないけれど、先月、左上の糸切り歯を含む3連歯が、きな粉をまぶした蕨餅のおやつを食べているときに、何の抵抗もなく折れた。
その後、左下の3連歯も型取りをして、装着してもらうことになっている。
会計をする段になって、「22万…」「えっ?」「この歯は、1本8万円のジルコニアなんですよ。前回ご説明させていただきましたが?」
そうだった。
上下6本で48万、「奥の歯は8万円です」と聞いている。
すべて治療が終わったら、60万の老後資金が消えていく塩梅だ。
已む無く、老後(充分老後の83歳ダケド)のための定期預金を解約して、清算しようと思う。
友人のひろ子ちゃんには「インプラントで、一切合切600万円払ったのよ」と聞いているし、義妹の場合は「400万かかったわ」とのことである。
さくら♪も以前インプラントを勧められたけれど、大阪歯科大学でセカンドオピニオンを受け「あなたの場合は高齢なのと糖尿病の既往があるのでダメですよ」と診断された経緯があって、今に至っている。
新聞社に通っているころは、サンケイビルに歯科があって、1本10万円の前歯を上下4本入れていただき、40余万円支払っても「来月になればお給料が振り込まれるし…」と気にも留めなかった。
世はバブル時代と囃され、自分自身も嘱託から正社員に登用され、お給料は倍増しても仕事と老親の介護で一日が過ぎるありさまで、お金を使う時間がない。
歯科でカード決済することに、少しも抵抗を感じないのであった。
そんな暮らしの果てに、多重がんの発症である。
夫の逝去である。
それで、目が覚めた。
自らの生き方・暮らし方を見直し、心の在り方を変えて、余分なものをそぎ落として生きよう、と決めた。
抗がん治療のたびに痛む歯の治療で歯科に通い、ブラッシングを欠かさず、アップル歯科の武田陽子院長先生の「【8020】に挑戦してくださいね」のお言葉に励まされ、80歳の春を24本の自分の歯で通過したというのに、昨年からなぜかこの体たらくである。
ご近所の友人がたに「保険治療で十分よ」と教えられ、左下の歯は保険診療で治していただいたのだけれど、バネの金具が固いのとそのくせガタついて食事のたびに氣になって、その後自由診療の治療に任せた次第である。
「その年でバカじゃない?」「健康保険の治療で十分よ」と言われそうだけれど、【明眸皓歯】の言葉もある。 明眸とはお世辞にも言えないけれど、せめて皓歯でありたいな、と。
実に説得力の無い、言い訳を自分にしている。
今日のブランチは、朝刊を取りに出たついでに庭を見回り、一人生えの赤しそとえごまの葉、みょうがの若芽を収穫、ご近所さんからいただいた酢飯に干ししらすとともに混ぜ込んだ。
初夏の香李が、舌と脳を刺激する。
いいねっ。
物価の優等生、豆苗を一度使ってからシール容器に水を張って漬けて置いたら、ビタミン・ミネラル分豊富な二度目の野菜として、生き生き♪
きぬさやと同じ豆類だから、お味噌汁に仕立てよう。
ほかに、卵かけご飯とトマチーバジル(カプレーゼ)。 これで、計100円弱。 緊縮予算のブランチをいただいて、夜まで一気に走りましょう!
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