3月18日(金) 晴
長男の呼びかけで、母親・さくらの81回目の誕生日を祝ってもらった。
堺市の幸成堂さんに、【祝半寿】のおはぎケーキを発注してくれて、 いたく喜ぶ。
「半寿って、81歳のお祝いのことだよ。 半の文字を分解すれば八十一、ね?」
物知りの長男に教えられ、「この歳になっても、知らなかったわ。 教わる喜び♪」
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夜の会食中に、ご近所さんからも「娘が焼いたパンです。 いかが?」と嬉しい差し入れが届き、母子3人が歓声を上げる。
次男からは、スペイン産のスパークリングが差し入れられ、夫の遺影にも「4人で乾杯~!」
「酸味が抑えられ、華やかで吞み口抜群!」、「泡立ちも細かくて、良いね。 辛口の味も、上々や」
「好評で嬉しいです。 実は安価なスパニッシュ・カヴァですぅ」
カヴァとシャンパンはどちらも同じ製法で造られるスパークリングワインだけれど、フランス・シャンパーニュ地方のものをシャンパン、スペイン・カタルーニャを中心としたエリアで造られるものがカヴァと呼ばれる。
むろん、原料の葡萄も違うので味わいも違う。
さくらは、どちらかと言うとカヴァのフルーティな味わいとコストパフォーマンスに軍配を上げたい。
ちなみにカヴァは洞窟の意で、古くは洞窟で熟成されていたからだという。
土臭い、少し湿り気のある洞窟感にも好感を感じるし、何より「高価だから良い」とは限らないのだし。
お仏壇にも小さなグラスをお供えし、「今夜は、お父さんも参加されて四人会やね♪」
「父の意見はこうだよ」、「あの人はこんなことを言ってはったわ」などと、隣にいてくれるような具合で、楽しい夜が更けた。
幸せな有難い、81歳の誕生日。
明日からも、『【誰方(どなた)かのために、何かのできる幸せ】探しの旅』を続けましょう‼
おめでとうございます。
ご子息たちと言い時間をお過ごしになりましたね。
あ、それにお亡くなりになったご主人も参加されて・・・
今もあの声がそのまま聞こえてくるのでしょうね。
ご自分の幸せをお感じになりながらも常に他者への
思いを胸に『【誰方(どなた)かのために、何かのできる幸せ】』をというお気持ちがさくらさんを支え続け、疲れもなんのその・・とばかりに歩を進めさせるのでしょうね。
私も5月に愛でたく「傘寿」となりますが80歳はまだまだ洟垂れ小僧だというつもりで125歳を目指します。
いつも、優しい思いやり深いコメントに励まされております。
少し違いの同年生ですね!
同時代を生きて、こののち125歳まで元気溌剌で生きていかれるというあなたには及びませんが、まずはあと5年、その次はまたあと5年…
でも気付いたら、あなたさまと125歳を祝っていたりして!!
うふふ。