4月30日(火) 曇時々雨
今日が平成最後の夜。
夕方までさくら農園に居て帰宅後思い立って客間の大掃除を敢行する。
独居老女は、何事も衝動的、突発的に取り掛かるのだ。
・・・って、私だけ?
去る3月30日、大阪のKKRホテルで講演をさせていただいた折に、金つなぎの会有志の皆さまから立派な生花のアレンジメントを頂戴し、どのように持ち帰ったものか、当時はめまぐるしい日々で心身ともに疲れ切っていて記憶が定かでないのだけれど、花々は1か月もの間客間で美しく咲き続け、来客の皆さまが「美しいですぅ」と喜んでくださった。
平成最後のこの夜。
さすがに、多くの花が涸れかけ無残になりかけたので、花色の美しい薔薇とストックとガーベラの花びらを自然乾燥させることにした。
この部屋は、なぜか乾燥が効くみたいで、薔薇も水仙もスターチス、ストックも、花色を残したまま美しいドライフラワーとして命を吹き返させてくれる。
午前9時前、さくらにとっては早朝のこんな時間に突然の来客を迎えた平成最後の日。
日頃から突然の来客の多い我が家は、玄関と仏間・客間トトイレだけは掃除わ欠かさない。
とはいうものの、約束の無い突然のお客さまには、少し慌てる。
名古屋からご夫妻で、津市郊外の母上を介護施設に送る途中で、金つなぎ会員の母上が「ヒロノさんに会いたい」とおっしゃったそうで、「突然にすみません」と。
79歳。
お舅さま、お姑さまを長く看取り見送り、ご主人さまとはお互いに老老介護、病老介護を続け、このほど見送られたばかりだという。
「(少し認知症がありますので)独り暮らしが心配なんです」と一人娘のS子さんが申し訳なさそうにうつむいておられる。
「最後に、あなたの元気なパワーをいただきたくて」とおっしゃるMさんに、「ナニおっしゃって! 施設に入れることは有難いことで、最後の行き場所ではないのですよ」と手を握らせていただいた。
「OK,大丈夫! いつでも娘さんのお家に行けるし、施設から金つなぎの集いにも出て来られるのですよ」
次は、7月7日に猪の倉温泉温浴療法のつどいですから、ご一緒に楽しんで免疫力を上げましょう!
「いつでも、我が家にもおいでくださいね。 あ、事前に連洛をくださると有難いわ」
過去10年余りを、二つのがんを病んだ身で舅姑さまの介護と見送りに費やし、今また夫君の介護見送りと行きつく暇もない女の人生。
Mさんの命のほむらは、いつまで燃え続けられるのか?
そしてその時間は、心豊かに幸せな日々であるか?
帰り際、Mさんの自宅が娘さん夫婦の考えですでに処分されている、と知った。
諸般の事情があるでしょうけれど、一度限りの人生に、こんな不条理が有っても良いのかしら!
やり場のない切なさに胸が締め付けられ、ひたすら【いのち・生きる】ことについて思いを致した。
午後は、さくら農園に行き、寒冷紗をかけていたトマト、茄子、パプリカが大きくなってきたので寒冷紗を外し、畑友さんがたから頂戴した風除けの紙袋で、1株づつを囲ってやる。
「これで天に向かってぐんぐん伸びて行こうね!」
さくらの声掛け農法!
平成最後のミルクは、ビニールの袋を見つけて頭を突っ込んだり前足で振り回したり、ついにボロボロに引き裂いてしまった。
それでも飽き足らず、深夜にらんらんと瞳を輝かせ、さくらに遊び相手を迫る。
小さないのちも、はや、13歳!
「みるく、長生きしようね。 キミは生きているだけで私たちの癒しになってくれているのだから」
今日が平成最後の夜。
夕方までさくら農園に居て帰宅後思い立って客間の大掃除を敢行する。
独居老女は、何事も衝動的、突発的に取り掛かるのだ。
・・・って、私だけ?
去る3月30日、大阪のKKRホテルで講演をさせていただいた折に、金つなぎの会有志の皆さまから立派な生花のアレンジメントを頂戴し、どのように持ち帰ったものか、当時はめまぐるしい日々で心身ともに疲れ切っていて記憶が定かでないのだけれど、花々は1か月もの間客間で美しく咲き続け、来客の皆さまが「美しいですぅ」と喜んでくださった。
平成最後のこの夜。
さすがに、多くの花が涸れかけ無残になりかけたので、花色の美しい薔薇とストックとガーベラの花びらを自然乾燥させることにした。
この部屋は、なぜか乾燥が効くみたいで、薔薇も水仙もスターチス、ストックも、花色を残したまま美しいドライフラワーとして命を吹き返させてくれる。
午前9時前、さくらにとっては早朝のこんな時間に突然の来客を迎えた平成最後の日。
日頃から突然の来客の多い我が家は、玄関と仏間・客間トトイレだけは掃除わ欠かさない。
とはいうものの、約束の無い突然のお客さまには、少し慌てる。
名古屋からご夫妻で、津市郊外の母上を介護施設に送る途中で、金つなぎ会員の母上が「ヒロノさんに会いたい」とおっしゃったそうで、「突然にすみません」と。
79歳。
お舅さま、お姑さまを長く看取り見送り、ご主人さまとはお互いに老老介護、病老介護を続け、このほど見送られたばかりだという。
「(少し認知症がありますので)独り暮らしが心配なんです」と一人娘のS子さんが申し訳なさそうにうつむいておられる。
「最後に、あなたの元気なパワーをいただきたくて」とおっしゃるMさんに、「ナニおっしゃって! 施設に入れることは有難いことで、最後の行き場所ではないのですよ」と手を握らせていただいた。
「OK,大丈夫! いつでも娘さんのお家に行けるし、施設から金つなぎの集いにも出て来られるのですよ」
次は、7月7日に猪の倉温泉温浴療法のつどいですから、ご一緒に楽しんで免疫力を上げましょう!
「いつでも、我が家にもおいでくださいね。 あ、事前に連洛をくださると有難いわ」
過去10年余りを、二つのがんを病んだ身で舅姑さまの介護と見送りに費やし、今また夫君の介護見送りと行きつく暇もない女の人生。
Mさんの命のほむらは、いつまで燃え続けられるのか?
そしてその時間は、心豊かに幸せな日々であるか?
帰り際、Mさんの自宅が娘さん夫婦の考えですでに処分されている、と知った。
諸般の事情があるでしょうけれど、一度限りの人生に、こんな不条理が有っても良いのかしら!
やり場のない切なさに胸が締め付けられ、ひたすら【いのち・生きる】ことについて思いを致した。
午後は、さくら農園に行き、寒冷紗をかけていたトマト、茄子、パプリカが大きくなってきたので寒冷紗を外し、畑友さんがたから頂戴した風除けの紙袋で、1株づつを囲ってやる。
「これで天に向かってぐんぐん伸びて行こうね!」
さくらの声掛け農法!
平成最後のミルクは、ビニールの袋を見つけて頭を突っ込んだり前足で振り回したり、ついにボロボロに引き裂いてしまった。
それでも飽き足らず、深夜にらんらんと瞳を輝かせ、さくらに遊び相手を迫る。
小さないのちも、はや、13歳!
「みるく、長生きしようね。 キミは生きているだけで私たちの癒しになってくれているのだから」
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