♪ 少し浅薄に過ぎるのではないか、 今夜９時のＮＨＫのニュース番組は？

１０月１１日（月）　　　晴

毎日、NHK のニュース、TBS  、NBS、FNNほかBS、CSNEWS、また、ＹａｈｏｏNEWSなどを選んで、一日に１時間以上はニュース番組を視聴する。

報道各社とも、昨年来のデータ深読みを怠った新型コロナ関連の【垂れ流し情報提供】については、もう、言揚げするに値しないけれど、今夜流れた９時からのNHKニュースのヘッドライン『コロナ‘‘後遺症``女性・若者・やせ型要注意）』にも、驚き呆れた。

のっけから大きなボードを用意し、特に確実でもないデータ（とも言えない少数例）をもとに、後遺症の例を羅列し、もとより母数が小さいのだからパーセンテージを挙げたところで、はなっから説得力もないのだけれど、それを真面目に説明なさるキャスター氏が、いささか気の毒ではあった。

金つなぎの会は、NHKニュースやドキュメンタリー番組などで志のある所を度々ご紹介いただき、海外放送にもオンエアしていただいたおかげで海外にも会員が増えるなど、心あるNHKスタッフさんに背中を優しく推していただいたおかげで、今日まで拡大再生産を続けてこられたという、大きな恩義を感じて今がある。

がしかし、今夜のこの番組には「Ｎｏ！」と言わせていただく。

内容が、いかにも浅い。　薄い。

曰く、「国立国際医療研究センターなどが分析したのは去年２月以降、新型コロナから回復した２０代～７０代の４５７人」という準拠先の紹介に、なぜ「など」と不確定な用語を挟むのか？

なぜ、このような少数例を敢えてデータ化して、【女性・若者・やせ型要注意】と煽り立てるのか？

国立国際医療センター・森岡慎一郎医師がまとめたという研究 によれば「『後遺症と見られる症状があった』と答えた人は、半年後で２６．３％」とのことである。

聞き取り調査の、しかも自己申告による医学的な裏づけのないデータをもとに断定的なコメントを流すことは、公共放送や医師たる方の採るべき姿勢ではないことをここに記し、猛省を促しておきたい。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

写真は、夏に出回る新生姜の佃煮である。

手作りされたのは、金つなぎ会の竹内節子理事。　季節性インフルエンザの後遺症で味覚異常に見舞われたけれど、甘んじて受け入れ、調味はクックパッドなどのレシピ・アプリを参考に上手に味付けをしておられ、この佃煮も先のオンライン例会に持参なされ、病友がたに好評であった。

節子理事から、悔やむ言葉や嘆くそぶりを見聞きしたことは一度もない。

好きな料理を上手に作って周りの皆さまに喜んでもらうことを、自らの喜びにして生き延びて来られた。

後遺症！

認める人には現れ、認めない人には現れない症状である。（と、敢えて断言しておこう）

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

９時のニュースを挙げつらったので、偶然続けて視聴していた『逆転人生』に爽やかな感動をいただいたことも併せてご紹介しておきたい。

『人生“最期の食事”で逆転できる』がそれで、大阪・淀川キリスト病院の毎週１回の果敢な取り組みを丁寧に取材し、【食と生】に焦点を当てた佳作であった。

ホスピスで過ごす末期のがん患者の希望に沿って「リクエスト食」を個々に提供 するという、効率の悪い経費の掛かる取り組みを淡々と紹介し、最期の食事を喜んで、のち逝かれたケースなどのくだりにも悲壮感などはなく、むしろ幸福感が漂うヒューマンな仕上がりで、感心した。

観終わって、心に温かい風が吹いた。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　

さて、【言いたい放題・さくら】の余暇は、１か月ぶりに再開された集会所での踊りのお稽古♪

腰も痛い、膝もつらい。

でも、「それを言っちゃあ、お終いよ♪」。さくら@寅さんの心境！