さくらの日々是好日

余命半年から生還♪今年21年目の【金つなぎ勝ち抜きRoad】を走り続ける、多重がん患者の病老の日々や患者会活動をご紹介!

♪津から松阪に来て、1時間待ちぼうけ!

2007年06月19日 21時07分33秒 | 病老 Vs 老病介護の日々

午後4時に津での相談サポートを終え、松阪へ。

いろいろあっても、実家の姉と1日でも多く会っておきたい…と思って。 

なのに、約束の5時半を過ぎても来ない。 6時を過ぎて自宅にTELしたら、「会いたい~、今から行くぅ~。 待っててくれるぅ?」 だって。

結局6時半まで1時間を松阪駅で待たされて、姉はタクシーでやってきた。
そのままタクシーを乗換え、ご贔屓の浮田屋へ。

「体に良いから、うどんすきにしましょう」
ひんやりした夕暮れ、寒がりの私には鍋の湯気がうれしい。

「この間、真木と神戸の海を見たの、…綺麗やったなぁ!」
ホンマに、きれいやった。 海より陸地が低いって、あのとき初めて知ったわ。
姉が話し続ける内容は、夢で見たことか想像の産物か。  だって、真木はこの叔母と神戸に行ってなんかいないんだから。

「あんたは、ええなぁ。 家族がいて…」
別に弟妹の犠牲になったわけでもなく、自分勝手に独身の、今風に言えばキャリアウーマンの生活をめいっぱい享受して生きてきて、今になってそれはないんじゃないの!
…だから言わんこっちゃない。     キリギリスの老後…

でも、もう、可哀想で。 だからこれからは、姉の喜ぶことだけ言ってあげる、と決めている。

「な~に言ってんだか! 姉ちゃんと私は家族だよ。真木もママもゆきもはるも、みんな、姉ちゃんの家族だよ!」

今度、また、名張に来る?
日曜だったら、真木たちが近くの日帰り温泉に連れて行ってくれるよ。

「そうか、うれしいなぁ♪」

今日の姉のサポートは、まずまず及第点かな、と自己満足して、迎えのタクシーに乗り、「松阪駅経由、姉の家までお願いします。 それから運転手さん、すみませんが、門から玄関に入るまで、見ててやってくださいね」 と言ったのが、気に入らなかったらしい。

突然の噴火が始まった。

「なに? 今、ナニを言うたん? 私が自分の家に帰るのに、なんで、余計なことを頼むの!」
勝手知ったる自分の家、目ぇつむっても入れます!
バカなこと、言うんじゃない!!!

怒りまくって、さっぱりしたらしく、「あ~、今日は楽しかったなぁ。 今度は赤玉寿司に行こうな!」

午後10時、名張の自宅着。 今日の病老介護は、まずまずの結果でした~!



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2 コメント

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お疲れさま!! (片田舎のマダム)
2007-06-20 10:21:36
 涙が出ます。貴女はお優しいですね。
でもよく召し上がられてそうですね。
我が儘言えるお相手がおわかりだからいいですよ。
そして、お可愛いお姉さまですね。

 昨日病院からの帰りのタクシーを待つ間です。
車椅子に乗ったご亭主が、どうにもタクシーの来るのが待てないで・・イライラで、奥さんにぼろくそ!!
奥さんも負けてない!!
 
 同じ車椅子の儘乗れるタクシーを待つ身でしたが、
我が旦那は、風通しのいい日向で、しっかり日光浴を!!これで、不足に思えば・・・と教わりました。

 は~いよくしたもの、私たちが先に新車でのお迎えで・・・老々介護も夫婦げんかは醜いですね、
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♪ありがとうございます。 (さくら)
2007-06-21 22:55:09
マダ~ム、こんばんは!

アドバイスをありがとうございます。m(__)m

愛憎相半ばの我が姉ですが、「仲良きことは美しき哉!」が私のモットーですので、もう、自分が心を変えるしかない!

病友に、「心を変えれば体が変わる!」 と断言しているのですもの、自分もそのようにしなければ…と、自らに言い聞かせています。

生き方の美学とでも言うのでしょうか?
元気なころ、こんな話になると姉は私のことを、「かっこつけ!」、「偽善者」と決め付け、「私はこれ以上でもなければこれ以下でもないの!」 と聞く耳を持ちませんでした。

人に厳しく自分に甘いひとでした。
あ、もう、言わずにおこうと決めたのに…。
凡婦のあさはかさ。 お笑いください。

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