9月30日(土) 晴
このたびの学友8人での有馬行きでは、豪奢で楽しい出来事が数々あったけれど、中で驚いたのが、映画『地獄の黙示録』や『ゴッドファーザー』を手掛けて高い評価を得たフランシス・フォード・コッポラ監督の、ワイン‼
映画づくりにおいて、監督・音楽・製作・脚本・出演を手掛けるなど、圧倒的なパワーを見せつけた彼の、ワイン醸造家としてのこだわりもまた、さながら一編の壮大な物語を紐解くようだ。
1975年にカリフォルニア州ナパ・ヴァレーの歴史あるニーバム エステートの一部を購入して以来、カリフォルニアワインを造り続けてきたというフランシス・コッポラ。
ナパ・ヴァレーは、オーパス・ワンやドミナスなど、プレミアムワインの聖地として有名であるが、コッポラは2006年には「Francis Ford Coppola(フランシス フォード コッポラ)」ワイナリー(ルビコン・エステートとも)をオープン。 有機農法にこだわり、的確な醸造と熟成の技術で複雑味のある高品質なワインを算出し続けているという。
かの地の伝説的ワイナリー【イングルヌック】の復活に携わった彼は、「人々の全てのシーンに寄り添い、飲む人の人生に喜びをもたらすワインを届けたい」と願う、1939年生まれの今年84歳。
まさしくこのたび、私たちは青春を共にした学友との喜びのディナーに、コッポラ・ワインを選んだのであった。
決して美しい赤ではないけれど、人生の喜怒哀楽を知った複雑な色を見せる、芳醇な赤ワイン。
改めて取り寄せて、楽しんでみよう。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます