さくらの日々是好日

余命半年から生還♪今年21年目の【金つなぎ勝ち抜きRoad】を走り続ける、多重がん患者の病老の日々や患者会活動をご紹介!

♪ お盆には、 青い桜吹雪が似合うような氣がする。 うんっ

2021年08月15日 23時48分01秒 | さくらジャーナル
8月15日(日)   曇時々雨

1945(昭和20)年8月10日、日本は米英中3国によるポツダム宣言を受諾、15日に無条件降伏し、第二次世界大戦が終結した。

さくらはこのとき、4歳5か月。 それでも、防空壕の中の様子や、地上に映った米軍の戦闘機・B29の編隊の影をはっきりと覚えている。

サツマイモの茎の汁や煮付け、カボチャの茎の炊き込みご飯、セリやなずな、雪の下や紅葉の葉の天ぷらなど、食べられるものは何でも食べていた。
食材が自由に手に入る今でも、食べられる野草・雑草に心が向かうのは、このころの体験が無意識のまま記憶されているからではないか、と思う。

今年も、「戦争の誤りと惨禍を反省、平和を誓うため」、天皇皇后両陛下ご臨席のもと『戦没者追悼式典』が執り行われた。

82年4月、有識者懇談会の意見を受けて、戦争を知らない世代に戦争の経験と平和の意義を伝えるため、この日を「戦没者を追悼し平和を祈念する日」とすることが閣議決定され、今に至っているのだけれど、そしてどなたもおっしゃらないけれど、さくらの中では今日は「敗戦記念日」である。

往時の日本国民が「戦に負けた」と認識し、「なにくそ精神」で戦後復興に取り組んでくださったおかげで、今の豊かな日本があることを想えば、この認識こそは、立ち上がる強力なエネルギーになったことは、疑う余地がない。

近代日本に脱皮するため、エネルギー資源を持たない国ニッポンの、已む無く追い詰められた末の開戦であった、と見做す史観に沿って考え、百歩譲ってみても、やはり国と国の戦さは、何も生み出さず不毛の歴史を残すのみである。

なのに地球市民は、有史以来宗教観の違いから、エネルギー源の所有権争いから、領土の主張から、戦争の絶えることが無く、豊かに守られている私たちは、この現実の前でまことに無力である。

次男が「こんなTシャツ見つけました。 買いましょうか?」とメールをくれ、「いいじゃん、いいじゃん。 買って~!」と返信した。
珍しい青い桜花は、さくらにとって『不戦の誓い』の象徴である。

今年に入って、洋上の軋轢の数々を知ることが増えている。
中には一触即発の事件も数々起きているという。

日本だけが、「不戦、不戦」と空疎な言葉を並べても、近隣諸国は着々と備えている中で、不戦を言揚げするだけでよろしいのかどうか?
皆で考えて、進むべき方向を見つけなければ!

日本国の未来も、個々人の日々の暮らしも、【そなえよ つねに】。
まさしく、ボーイスカウトのこの標語に尽きる。(と常日頃考え実践しているさくらである)。
                     
鳥羽と松阪の墓参から帰った長男一家のリクエストで、ビーフシチューを作った。 氣合を入れてサワークリームで飾ろうとしたら、長孫が「好きでないわ」と言うので、取りやめた。

皆がお代わりしてくれて、作った甲斐があった。
さくら@いとも単細胞。                
                   
サイドメニューは、にんじんしりしりと塩だれキャベツ。
美味・栄養満点♪
                      
墓参のお土産は、お決まりの伊勢名物・へんば餅。
お伊勢詣りの道すがら、宮川の渡しで乗ってきた馬を返したことにちなんだ返馬餅が起源の、上新粉のだんご餅である。
包まれた漉し餡が上品な甘さと口どけで、胃の腑に落ち着く。

美味しいなぁ、有難いなぁ。




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2 コメント

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不戦に思う (清風)
2021-08-17 15:36:13
「不戦、不戦」と唱えるだけで世界の平和が維持できれば、こんな有難いことは無い。
周辺国でキナ臭いことが頻発し、日本も不戦のお題目だけでは国際社会を生きてはいけない日がいずれ必ず来る。
廣野さんの心中の瞋りが、平易な問いかけの裏に見える。
残り少ない人生、心して生きなければ。
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清風さまへ (さくら♪)
2021-09-04 01:48:31
ご無沙汰いたしております。
常に、厳しく温かいお言葉に背筋が伸びる思いです。

一方で、いつも優しく見守っていただき、ほんとうにありがとうございます。

>不戦のお題目…
まことに重いテーマです。今後もどうぞ、いろいろとご教示くださいませ。
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