さくらの日々是好日

余命半年から生還♪今年21年目の【金つなぎ勝ち抜きRoad】を走り続ける、多重がん患者の病老の日々や患者会活動をご紹介!

♪楽天のオークションで、アサヒ十六茶を落札!

2011年06月08日 21時13分50秒 | さくら的非日常の日々
6月8日(水) 

楽天のオークションでアサヒ十六茶を50%弱で落札、ダンボール箱が少し汚れているだけで、ありがたいことだ。

さくらは、アサヒ十六茶にいささか思い入れがある。

あれは今から16年前。
乳がんに次ぐ卵巣がんが3期5か所転移の重篤ながんだと知らされ、否応なく抗がん剤治療を受けていた頃のことである。

生前のの恭子ねえさんは、流通機器の会社を経営していたが、私の抗がん剤治療が始まると必ず名古屋から1週間駆けつけて、看病をしてくれた。
環状線でひと駅離れた天王寺の都ホテルを定宿にして、携帯電話で仕事をしながら、「社長が1週間居なくてつぶれるような会社なら早くつぶしたほうが従業員のためよ」など言いながら、毎月通ってくれた。

同室の方々やナースステーションへのお土産に加え、東寺売り出されたばかりのアサヒ十六茶を、駅の自動販売機で買えるだけ買って両手を真っ赤に充血させながら持って来てくれた。

「十六種類もの薬草が入っているのよ!  飲めば免疫力が上がるわ」

姉の強い勧めに夫も長男も、必ず駅の自動販売機で十六茶を買って来てくれた。
おかげで元気になれる自信のような気持ちが、いつも私を満たしてくれていた。
あの頃、周囲のだれもが「死ぬ」と思っていた私がこんなに元気に生き延び、初老のぁ夫と姉は相次いで逝った。

「人間、60歳で定年になって3年間年金をもらったら、人生のバランスシートはトントンや。 長生きしたら若いものに迷惑がかかる…」と夫は常日ごろ言い、恭子ねえさんも、「自分の70歳は想像出来ないわ。 私は、絶対に70歳までは生きないから…!」と断言し、言葉どおり67歳で逝った。

60歳の時、47歳の某製作所名古屋署長から求婚され、「両親に会ってほしい」と迫られ当惑していたこの姉は、見た目も若く優雅に美しかったが、その頃、大阪の某駐車場に愛車のBMWを乗り入れ、左側に降り立ったらそこが運悪く溝蓋の上で、ピンヒールのかかとがすっぽりはまったからたまらない。
それと氣づかず体をひねって大腿部骨折ほかの重傷を負ってしまった。

その日約束していた彼に四日市まで送ってもらい、自社工場近くの整形外科病院に入院させてもらった。

「お歳は?」、「54歳です…」。
って、この時60歳だったんですぅ。
娘の由美子が保険証を持って駆け付け、姉の小さな嘘はすぐにバレてしまい、Drにこっぴどく叱られたという。

可愛くも、有難いひとであった。


                                         
                    
                           



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