友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

どこに自分の視点があるか

2020年06月26日 18時09分12秒 | Weblog

 陽射しが強い訳ではなかったが、ベッタリして蒸し暑かった。6ヶ月に1度の定期検診のために名古屋へ出かけた。電車に乗り込むと、「車内ではマスクを使用してください」と 、国土交通省からの お願いが放送された。マスクを忘れなくてよかった。全員がマスクしている。

 けれど、地下鉄に乗ると電車よりはるかに混んでいるのに、マスクしていない人がいる。利用者の雰囲気が違うようだ。夏を感じるのは乗客の服装からだ。私の眼の前に、肩から背中に大きく開いた服を着た女性がいた。ふたり連れで、スマホを見せ合いながら話している。

 露出した白い肌はとてもきれいで、シミや黒子がひとつもない。ジロジロ眺めるのも気が引けるし、ソーシャルディスタンスだからと思い、彼女との間隔を広く空けていた。すると3人組に割り込まれてしまった。テレビで見たような、広く間をとっているような人はもういない。電車が来れば、ぐんぐん前に詰めてしまう。

 建前と本音は現実の前では仕切りがない。私が創刊した地元の地域新聞が、マンションの井戸を紹介した記事を載せてくれた。記事の内容は、自治会としての取り組みに注目し、防災用トイレに水を流すため2カ所に井戸が完成したというもので、井戸掘りをしたNPOの名前は無かった。

 新聞が何を伝えたいかによって記事の内容は変わる。河井克行・案里夫妻の逮捕も、初めはウグイス嬢に法定の2倍の報酬を支払っただけの違反行為だったが、今では市議や市長などへの買収容疑が中心になっているが、単なる祝い金と見ることも出来る。

 どこに自分の視点があるかで、その人の人柄まで見えてくる。背中が大きく開いた服に見とれていた人のほとんどは男だ。我慢して目をそらすか、せっかくだからと眺めるのか、悩むところだ。

 


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