朝から青い空が広がっていた。小学校の運動場では、午前は少年サッカークラブの練習が、午後は少年野球チームの試合が行われ、元気のよい子どもたちの声が響いていた。夏がやって来た。炎天下でも、子どもたちの声は途切れることが無い。
私はナマケモノだったので、夏の練習が嫌だった。それでも子ども会のソフトボールチームの練習に参加すると、練習の後に監督がアイスキャンデーをおごってくれるので、それだけのために参加していた気がする。
自分から積極的に出来たことは、新聞作りだった。記事を割り振り、紙面の割付をして、名古屋タイムズに原稿を持ち込む。出来上がった紙面の、白黒のバランスを確認する時はワクワクした。あの歓びが無ければ、この街で地域新聞を作ろうという気にはならなかっただろう。
夏は苦手なのに、好きな面もある。女性たちが素肌を露わにしてくれるからだ。プロ野球のテレビ中継も、試合のことよりスタンドの女性たちに目がいってしまう。売り子の女性を見ては、脚がキレイだとか歩き方が悪いなどと評価している。
街に行かなくても、テレビニュースは交差点を行き交う女性たちを写し出してくれる。ミニスカートの女性たちが増え、楽しませてくれる。こんな助平心が昂じると、盗撮魔などのセクハラになってしまうのだろう。
男たちは皆、助平心を持っていると思うが、多くの人は自制している。それは何よりも自分の社会的な立場を守るためだ。見たいという気持ちがどんなに強くても、欲望に負けてしまえばどんな結果になるのか分かっている。
「かっ飛ばせ、かっ飛ばせ」と大声を上げている少年たちにも、そんな日はやって来る。最近、自分を制することの出来ない人が増えているが、どうしてなのだろう。教育が悪いのか、社会の価値観の推移なのか、分からないことが多くなった。
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