たばこの気持ち

久しぶりに出かけた池袋東口付近は、以前の骨格そのままに、新しさもすごい勢いで吸収している街だと思いました。

豊島区としての路上ペイント（路地喫煙禁止）も3ヶ国語タイプであり、急増する外国人観光客に注意を喚起しています。その昔に比べると、たばこの吸い殻は激減していますが、まだまだあちこちに散見されますので、当分、この路上ペイントは続行されるのですね。

公表される数字って、まとめ方や切り口、さらには目的に影響を受けていますね。

先日のテレビでは、人間を殺す生物として、１位が蚊であり、２位は何と人間でした。そこで、２位の人間について考えてみると、おそらく各国の殺人による死亡者数を合計したものでしょう。しかし、戦死、交通事故死、そして自分を殺す自殺などを含めたら、蚊を抜いて１位になるかも知れません。

人間を殺すものとして、しばしば話題にされるのが「たばこ」です。世界禁煙デーである５月３１日、世界保健機関（ＷＨＯ）は、喫煙が環境に与える悪影響に関する報告書を発表しました。世界全体で年間７００万人が、喫煙を原因として死亡しているというのです。

私は、この数字がどのような統計の集合体なのかについて、まずは疑ってみることが大事だと痛切に思います。