先週放送の「過保護のカホコ」では、お年寄りの手習いとして詩吟が登場しました。
孫の退院祝いにと、おじいちゃんが初心者ながら「富士山」を披露しよう予行練習します。
そのとき、家族で取り交わされたセリフが印象的でした。
「習いはじめだから、人前でやってみたいのよ」「やっても、意味がわからないんだから迷惑なだけよ」と迷惑がられながらも、「富士山」の詩文をほぼ終わりまで吟じましたが、おじいちゃんは「じゃ、いいよも〜っ」と詩吟のテキストを投げ出すのでした。
詩吟愛好者の高齢化が進み、大半の流派では「会員拡大」にむけたとりくみに苦慮しているようです。今後の高齢化社会を思えば、「過保護のカホコ」にみられるような「詩吟を習いはじめる」人も増えてくるのではないでしょうか。私も少なからず、期待しているところです。