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「西郷どん」の放送スタート!

2018年01月07日 | たばこの気持ち

今日から、2018年NHK大河ドラマ、林真里子さん作「西郷どん」がスタートします。詩吟を勉強していると、「偶感」「亡友月照十七回忌辰の作」「岩崎谷の洞に題す」など、西郷隆盛(南洲)さんの手による漢詩や「三山を渡る」「城山」といった「西南の役」を扱った漢詩が多くございます。

とくに「偶感」は----

幾歴辛酸志始堅 
丈夫玉砕愧甎全 
我家遺法人知否 
不為児遜買美田

この4行目「児遜の為に美田を買わず(子孫のためにといって良い田を買わない)」が有名です。
あくまでも「敬天愛人」にもとづく「公を優先する」姿勢であり、現在のような「ツケを子孫に負わせる」政治とは明らかに異なります。

また、2行目の「玉砕」は太平洋戦争時に、軍部が多用し「特攻」にもつながったとして批判も多いですが、これまた人(とくに責任ある立場の人)としての覚悟を述べたものです。このように7文字4行で表現する漢詩は、誤解や曲解もされやすいのですが、繰り返し学んでいくことで味わいの深さが増してくるのですね。
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葉たばこ農家も減りました!

2018年01月07日 | たばこの気持ち
天候不順などにより、白菜をはじめとする野菜の高騰が続いています。近年、野菜の産地直売やネットによる中間卸を経由しない流通が増え、以前に比べると生産農家の収入も安定してきたようです。しかし、野菜という欠かせない食材の生産を担っている現場を直視すれば、過疎化の進行や後継者不足は袋小路(座して死を待つ)の状況にありました。

テレビ東京「ガイアの夜明け」によれば、市場に出せなった規格外野菜を流通させることはもとより、これまでは畑に廃棄されていたブロッコリーの葉を販売するなど、新規参入の起業家によって都会の消費者にお安く供給させるようになってきました。さらに、高性能カメラを装備したドローンを駆使し、広い大豆畑の害虫の居場所を特定した上で、ドローに農薬を積み害虫のいる場所にだけ、これまでの10分の1の農薬散布で同じ効果を得られた事例には感動させられました。

一方では、もやし以外は高単価ということもあり、なかなか利益の出ない「直物工場」の事業が、LEDの活用による栄養価の改善や技術革新による単価の低減とともに、野菜の高騰および後継者不足の進行に伴い、追い風となっていることが注目されます。今後、ますます生産性が向上していくことでしょうし、露地野菜やハウス野菜の生産と直物工場を合わせ持つ農家が増え、消費者と直結したシステムが機能していけば、後継者減少に歯止めがかかり、新規参入者が増えていくことを期待しています。

私は中山間地域の農村で生まれ育ちましたが、貧しかったけれども四季折々の農作業を手伝ったことや、近隣農家との共同作業(結の貸し借り)を含め、のどかな田園の景色とともに楽しい記憶として残っています。農業は長く国の基盤であったわけですし、楽しく豊かな仕事であり続けて欲しいと願っています。
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