お寺さんのいくつかを覗いて気づいたのは、大イチョウとかの脇に、必ずと言って良いほど日清戦争やら、日露戦争やら、太平洋戦争やらの戦没者慰霊碑が立っていることでした。それだけ、この横浜市においても、たくさんの地域住民が徴兵され戦死なさったのですね。
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現在の日本人は長生きしているけど、滞留する高齢者の死亡数も増え、樹木葬や海への散骨など、埋葬の仕方も多様化しています。さらに少子化と核家族化の進行に伴い無縁仏が増え、お寺さんの経営も変化していかざるを得ない時代ですね。
都会地では墓地から納骨堂へのシフトも進んでいますが、死者を弔う儀式はどんな形態になろうとも存続していくものです。かくいう私だって、65歳になろうとしていますので、いつお迎えが来てもおかしくはないのですから、お寺さんに興味をひかれるのも当然なのかも知れません。