前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

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自民党、麻生副総裁が「原発で死亡事故はゼロ」とお粗末な認識。関西電力美浜原発で11名が死傷した事故を忘れたのか!自民党のこんな認識で原発回帰では、ふたたび大事故が起こりかねない。

2023年01月17日 | 福井県政
 自民党、麻生副総裁が「原発で死亡事故はゼロ」とお粗末な認識。関西電力美浜原発で11名が死傷した事故を忘れたのか!自民党のこんな認識で原発回帰では、ふたたび大事故が起こりかねない。
 しかし穿った見方をすれば、「調べてみたが」とのことだから、麻生副総裁にそのようなレクチャーをした人物がいるのだろう。
 そこで思い出すのが、事故当時の関西電力原子力事業本部内では、「11名の死傷事故は原子力の事故ではない」と言われていた事実。私は内部情報で得たこの話を、県議会本会議で暴露し、関西電力を厳しく批判した。
 それが影響したかどうかはわからないが、当時の西川知事は原子力事業本部の福井県内移転を要求し実現した。
 また私が県議会で要求した関電原発の全原発の停止と総点検も知事は受け入れ、関電に実行させた。
 いま岸田政権の福島原発事故を忘れたかのような原発回帰。
 美浜原発死傷事故がなかったかのように自民党幹部が公言するのでは犠牲者はうかばれない。
 福島原発事故を忘れたかのような異常な原発回帰では、ふたたび原発大事故が起こりかねない。

 

 昨日の朝宣伝の写真

 

■西日本新聞・・・麻生氏「原発で死亡事故はゼロ」 飯塚市の会合で発言》
https://www.nishinippon.co.jp/item/n/1040750/
2023/1/15 20:33 (2023/1/16 1:06 更新) 西日本新聞


 自民党の麻生太郎副総裁は15日、福岡県飯塚市であった国政報告会で「原発で死亡事故が起きた例がどれくらいあるか調べてみたが、ゼロです」と述べた。関西電力美浜原発(福井県)で計11人が死傷した蒸気噴出事故などが起きており、発言の真意を問う声が上がりそうだ。


 麻生氏は、国政課題の一つとしてエネルギー問題を挙げ、太陽光などの再生可能エネルギーは安定的な供給が難しいと指摘。その上で「(原子力は)最も安くて安全。原子力と原子爆弾の区別がついていない人もおられ、原発は危ないと言う人もいる」として、原発の活用を訴える中で「事故ゼロ」に言及した。

 2004年8月の美浜の事故では、蒸気を浴びた点検準備中の作業員5人が死亡、6人が重軽傷を負った。東京電力福島第1原発事故では、収束作業に従事していた男性が肺がんを発症し死亡。その後、労災認定されている。(坂井彰太、坂本公司)