関西電力原発の使用済み核燃料の福井県外搬出について、フランスでの実証実験のため5パーセント程度搬出するという関西電力の提案について、6月議会中に杉本知事は諾否を明らかにしなかった。
したがって、守らなければ40年超の老朽原発動かさない、との関西電力の県との約束についても曖昧なまま、今月には日本最古の高浜原発1号機が再稼働。来月には高浜2号機が再稼働予定。
美浜3号機につづき、老朽原発2機をしたたかに動かすために6月議会前に関西電力の考え方をしめしたのか❓
カルテル事件を起こしながら、みずから罪を申告し、罰金を他の電力会社だけに押し付ける会社だけのことはある。
しかしこのようなゴマカシの手法では国民県民の原子力行政に対する信頼はますます失墜する。曖昧なまま老朽原発3機で使用済み核燃料が増え続けることにもなる。
せめて杉本知事は、「関電回答についての県としての検証結果がでるまでは老朽原発再稼働はするな」、ぐらいの釘をさすべきではないか。政府と交渉するにしても、関西電力に甘い態度のままでの交渉では最初から譲歩することになってしまう。
再稼働反対市民行進