昨日の日刊県民福井コラム「不死鳥」・・・「小寺正樹副市長が地方公務員法違反の疑いで書類送検された事件。西行茂市長は原因の調査結果や対応策について何も示していない。・・・市の不祥事が疑われる事案が明らかになった中、行政をチェックする役割を積極的に果たそうとする姿勢が市議会にあまり見られないのは残念だ。(佐久間博康)」
■FBC10月29日・・・西行茂市長 「あとひとつ、空席のところに新しく副市長を選任したいと考えている」 福井市では現在、西行市長をはじめ、特別職はいずれも市役所の生え抜きで、外からの意見を取り入れるため、2人目の副市長の起用を検討していたということです。12月議会で人事案を提案する予定です。 一方で、地方公務員法違反の疑いで書類送検された小寺副市長の処遇については、検察の判断を待ってから適切に対応したいとしています。・・・・・
県民福井コラム氏が書くように市に対して申し入れなどをおこなったのは日本共産党だけです。市長の「与党」だからといって、市の幹部に犯罪が疑われるときにアクションをおこし、せめて全容解明と市民への説明を求めることは、市民から期待され当選した議員として当然の仕事ではないでしょうか。
先の衆院選でも、自民党国会議員の裏金犯罪や政党助成金から「2000万円」という政治とお金の問題が大問題となり自公政権は過半数割れという国民の審判をうけました。これらの問題をスクープしたのも日本共産党と赤旗です。
それにしても、この間の幹部職員の相次ぐ「犯罪事案」に対する西行市長の対応は「検察の判断を待つ」などと、自ら事案の白黒をはっきりさせる意欲がまったく感じられません。
県警が捜査して犯罪を認定し送検した事案なわけですから、すくなくとも自ら副市長らに事情を聴き、その結果を公表することぐらいは市民への最低の責任です。
選挙中の18日に福井市で開催された「第72回 中部弁護士会連合会 定期弁護士大会シンポジウム『AIと憲法・民主主義』」に参加したかったが出来なかったので、事前申し込みしていたアーカイブ映像がとどき、視聴しました。
山本龍彦慶應義塾大学法科大学院教授の基調講演、シンポジウム『AIと憲法・民主主義』は福井の島田広弁護士をコーディネーターに後藤正邦弁護士、山本龍彦教授、AIエンジニア・SF作家の安野貴博氏(先の東京都知事選挙でAIを駆使し15万票余を集め注目されている)。さらに東京大学社会科学研究所・宇野重規教授インタビューロングバージョン版、とたっぷりの見ごたえ。刺激的な内容でした。
先の総選挙でもネット選挙が話題になり、結果にも大きな影響を与えています。ひきつづき学んでいきたいと思います。(拡散は禁止されていますのでアーカイブ映像のシェアはできません。関心ある方は中部弁護士会連合会にお問い合わせください)。
週刊文春より