前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

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福井も大雪警戒。杉本福井県知事「北陸新幹線、小浜までの先行開業も」提案。「国策新幹線」との主張からブレ、結果的に福井県民、小浜市民への大きな財政負担の懸念

2025年01月10日 | 福井県政

 福井市内も雪が降り続いています。お気をつけてお出かけください。

 昨日、杉本知事は記者会見で「個人的には小浜先行開業も提案していく」と述べた、と報道されています。これは従来主張してきた「国策新幹線」という意味合いから「我田引鉄」への逆行ともいえ、「国策新幹線」として提案してきた国の財政支援スキームの強化の論拠も自ら失わせることになり、福井県と県民、小浜市民への莫大な負担が生じることにもなりかねません。

 そもそも京都につながっていない新幹線に県民や小浜市民が喜ぶでしょうか❓巨額の建設費負担の小浜市にメリットがあるのでしょうか❓「誰も反対しない」とは、周りが見えなくなっている発言でしょう。

 私が県議1期目の時、栗田知事とのやりとりを思い出しました。私は、「新幹線、新幹線というが、どこにつなぐのか。京都府や大阪府の府議会の数年間の会議録をみても理事者からも議員からも北陸新幹線の言及は全くない」、と指摘しました。鉄道の起点と終点の明確な合意ないままの計画だった感はいなめないなあ、と感じたものでした。

 新幹線に反対の議員がいない今の県議会ですが、ここは「知事、ご乱心」と頑張っていただきたいね。

 

 

■共同・・・新幹線、小浜まで先行開業検討を 福井知事「誰も反対しない」

福井県の杉本達治知事は9日の記者会見で、北陸新幹線敦賀(同県)―新大阪間の延伸を巡り、現行計画ルートのうち、同県小浜市までの先行開業を検討すべきだとの考えを示した。環境への影響を懸念し、沿線の京都府から早期着工に慎重な意見が出ていることを踏まえ「京都府内のルートは十分議論していけばいいが、小浜までは誰も反対する人がいない」と述べた。

 一方で「一日も早い全線開業が重要なので、それを乱してまでとは思わない」と強調。東海道新幹線・米原(滋賀県)につなぐルートを望む声が出ていることには「早くできあがる方が理解してもらえる」と説明した。