連れ合いが福井県立歴史博物館の「珠玉の文化財」を見に行き、なかなか面白かった、ということで最終日に駆け込みました。議会でもお世話になった法山前館長や吉川副館長ら職員、学芸員のみなさんの推しの解説も読みごたえがありました。藤原為時が越前守の時に宋人が敦賀に来て大変な話題になった記録。当時の松原客館でしょうか。紫式部も会いたがったとか言われてますが、さて。正確な松原客館や越前国府の場所はいまでもわかっていません。連れ合いが面白い、と言っていたのは縄をなう機械。だいたい同じようなものは我が家にもあり、私が小学生の頃の農閑期には母が農舎で縄づくりをしていた光景が甦ります。入館料100円。
先日NHK深夜便でロバート・キャンベルさんが橘曙覧の紹介をされていました。実際に福井市の記念文学館まで足を運ばれて、人生と独楽吟を紹介。「たのしみは あき米櫃に米いでき 今一月はよしというとき」。学生に紹介したら、意味を取り違えた話を楽しそうにされていました。橘曙覧記念文学館では企画展「作家たちのティータイム」を開催中。泉鏡花、夏目漱石、正岡子規、野上弥生子などを取り上げています。図書室には各地の企画展図録などもあります。入館料100円。
向かいの愛宕坂茶道美術館では企画展「幻の茶を訪ねて」。職員の方が全国13か所をたずねて体験調査されているのには驚きました。さっそく幻のお茶といわれる?愛媛県西条市の「石鎚黒茶」という2段階発酵のお茶をいただきました。東京農大が体に良いと研究に来られていたとか・・・。まろやかでおいしいお茶でした。企画展300円、幻のお茶は各日先着20名で200円。