北陸新幹線の福井延伸と在来線を考える会が福井県新幹線建設推進課に県民アンケートにもとづく要請行動をおこない私も参加しました。会側は松原代表、森川事務局長らが参加、県側は林原忍課長補佐らが応対しました。会がおこなった福井駅前で配布回収した県民アンケートでは、敦賀以西延伸について、「計画通り小浜まわりで」18%、「米原まわりで」49%、「敦賀どまりで良い」6%、「わからない」21%、でした。要請では、「敦賀駅以西の延伸に関して、工事費や工事期間、費用対効果などを改めて見直し、県として再検討してください」と求めています。このほか、「特急の福井駅までの延伸」「敦賀駅通路に店舗出店など利便性向上」「航空券のような介護割引の発行」「敦賀駅の西口ー東口通路開設」などをアンケート結果にもとづいて求めています。
松原代表らは「石川県議会でも米原ルートの動きがある。財源、工期など大きく膨らむ計画のままの推進は、費用対効果からみても問題ではないか」などを指摘しました。県側は「ルート決定は今年末。その後、費用対効果を計算する。来年度中の着工をめざす。与党の整備委員会でも米原ルートには戻らないことを確認している」などと答えました。
新幹線敦賀開業で、さまざまな課題や利用者利便の向上のための施策が求められています。関係者間で協議をして利用者利便の向上につとめていただきたいと思います。また私は、巨額の建設費負担や在来線引き受けのスキームでは福井県民の負担は大変です、と県議会議員時代はただ一人反対してきました。今は新幹線延伸計画に反対する県議はいないのでしょう。しかし、「金利ある世界」のなかで福井県財政はより厳しい局面に向かわざるをえません。県民生活をトータルにみながらさまざまな課題、財源配分を考えなくてはならないと強く思いますね。
赤旗より
午後からは国際交流会館で開催された福井弁護士会「再審法改正の実現に向けて」キャラバン集会に参加。
日弁連再審法改正実現本部本部長代行の鴨志田祐美弁護士が「再審法の問題点と改正の現在地」と題して基調講演。福井事件弁護団の中村淳弁護士が「再審福井事件から見た再審法改正の必要性」を報告。その後、鴨志田弁護士と稲田朋美弁護士・衆議院議員の「トークセッション いざ再審法改正❣️」がおこなわれました。
あらためて袴田事件や福井女子中学生殺人事件・前川事件などかずかずの「冤罪」で長期間にわたり人生を奪われている方々の名誉回復と救済、事案の検証が必要だと痛感します。そして1949年の法制定以来、75年間一度も改正されずに数々の冤罪事件の大本になっている刑訴法改正が必要です。
トークでは鴨志田弁護士は「無実の人を救うのに与党も野党も関係ない。100人の国会議員と話してきたが、再審法改正必要ない、と言った人は1人もいない」「普通にすすめれば刑事訴訟法改正だが、袴田さんらには時間がない。再審の部分だけ切り出しての法改正など考えられる。総選挙で再審法改正への態度を問う」「袴田判決の1週間前、9月19日に日比谷野音でイベントを計画している。全国にも配信する」などと話しました。
稲田弁護士は「袴田事件も9月に再審無罪になると思う。再審法改正の立法事実は明らか。福井事件も有罪示す証拠はなく無実ではないか。福井でも盛り上げていくことが大事」「検察には無謬性があるのではないか、人は間違える、ということをわかってもらうことが必要」などと語りました。
会場には日本共産党の金元書記長や、冤罪・福井事件の前川さんの再審無罪求めて長年支援活動をおこなっている国民救援会の関係者のみなさんも参加されていました。もっと福井県内でも関心・世論・運動を盛り上げ、前川さんの再審無罪をかちとるためにチカラをあわせましょう❣️