物部の森

日常感じたこと、趣味のこと、仕事のこと・・・等々
日記風に書いてます。

【書籍】野心のすすめ

2013年12月05日 | Weblog
『野心のすすめ』(林真理子著、講談社現代新書)を読む。

昔は、林真理子が大嫌いだった。作家デビューの80年代初頭、芸能人気取りと言うか、何だか時代におもねている感じがいけ好かなかった。それが、いつの頃からか、適当に油が落ちたこの人の言ってることに耳を傾けるようになっていた。そこで今回の『野心のすすめ』。いま、「低め安定」の人がいくらなんでも多すぎる、と言う。「まあ、なんとかなるさ」と、自分の将来を真剣に考えようとしない人々ばかりが暮らす国の未来はいったいどうなるのか、と憂う。もっと野心を持つこと。俗欲(こんな言葉、本当にあるの?)を持つこと。「欲望のデブ道を進め」、この表現は気に入った。
精神的デフレの脱却だということだ。
コメント (1)
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