物部の森

日常感じたこと、趣味のこと、仕事のこと・・・等々
日記風に書いてます。

【書籍】渋沢栄一100訓言

2013年01月31日 | Weblog
 『渋沢栄一100訓言』(渋澤健著、日経ビジネス人文庫)を読む。

 著者は、渋沢栄一の玄孫(やしゃご、孫の孫)。栄一氏の『論語と算盤』をはじめとする著者や大量の記録の中から、現代の人々に知ってもらいたい言葉を100個選び出し、それぞれにキーワードと英訳、現代語訳、それに筆者のメッセージを加えて整理している。訓言1個につき、一見開きで構成されており、読みやすい。
 いくつか心に残った言葉を。
「優れたものの魂を真似よ」
「趣味のある行動を取る0」(ここでいう趣味とはある物事を「よいと思える心」のこと
「親孝行とは、親のおかげでできるものだ」
「お金を持つことには義務を伴う」
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初・リーダー研修

2013年01月30日 | Weblog
 職場のリーダー研修。場所はクロスウェーブ梅田にて。リーダー向けに組織で独自の研修をするのは今回が初めてである。上は60歳手前から一番若手は36歳と、年齢層はかなり広範囲。いったいどんな研修になるやら、楽しみ半分不安四分の一予測不能四分の一の気持ちで事前準備していた。
 冒頭、事務局代表で私が挨拶をする。前に立って話すとよく分かるのだが、みな少し緊張しながらも雰囲気は柔らかい。大丈夫そうだ。
 研修自体は外部講師に進めてもらう。初めての講師だが、懇意にしているC社にブッキングをお願いしたので、きちんと研修の趣旨と受講生のパーソナリティに合わせた中身を実施してくれた。受講生もみな前向きに取り組む。
 終わってからは、近くの居酒屋で打ち上げ。ベテランリーダーたちからも「こういった研修はもっと早くやってほしかったですわ(笑)」と言われる。研修プラス一献かたむけることで、普段仕事でからまないリーダーたちも一気に仲良くなれたようだ。
 その後、研修施設の談話室で二次会。宿泊を用意していたので、終わったらすぐに寝られるという安心感もあってか、ほぼ全員が参加してアホほど盛り上がる。結局12時過ぎまで飲んでしゃべってヘロヘロになる。私はそこでお開きにさせてもらったが、最後のメンバーは2時くらいまで飲んでたらしい。みんな元気やなあ。
 翌朝もみな無事に出社。充実の研修(飲み会?)であった。新たな気持ちで年度末および新年度、頑張っていきましょう。
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森本千絵個展「en。木の実展」

2013年01月29日 | Weblog
 南青山のワタリウム美術館内のミュージアムショップ「オン・サンデーズ」で開催されている森本千絵の個展「en。木の実展」。デザイン・広告の作品だけでなく、東日本大震災の後、毎日描き続けている新聞コラージュや、子供の頃の創作物まで、所狭しと飾られている。ぎっしりと詰まった空間自体がまるで一つの作品のようだ。密度の濃さに圧倒されっぱなしであった。何なんだろう、この人の才能は。凄すぎるとしか言いようがない。
 一通り堪能して、そろそろ帰ろうかと思ってたところ、ショップの中に併設されているカフェの一番奥の席にオシャレな女性が座っているのが見えた。向かいの男性2~3人が、彼女にマイクを向けたり、カメラで撮影したりしている。よく見るとなんと森本千絵氏本人。インタビューを受けていたのだ。ヤッター!本物見た~! サインもらいたかったけどね。もうええオッサンやし、我慢ガマン。
 そんなわけで、彼女の作品と本人のオーラに圧倒されて帰ってきました。
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【書籍】読書の技法

2013年01月28日 | Weblog
 『読書の技法』(佐藤優著、東洋経済新報社)を読む。

 元外務省主任分析官・佐藤氏が自身の読書法を紹介する。
 蔵書は4万冊(書斎の写真も掲載されている)、月平均300冊は目を通すらしい。「目を通す」とあるように、当然速読術を活用している。「超速読(一冊5分)」、「普通の速読(一冊30分)」、「熟読(3回は繰り返し読み、ノートも作る)」とノウハウが3種類に分けて書いてある。大体知っているようなことだ。
 大切なことは(超)速読をする場合には、当該分野の基礎知識がないとダメということ。それにより、知っているところは飛ばし、必要なところだけを拾って読むことができるのだ。政治・経済・倫理などの「現代社会」については、高校の教科書や参考書を活用すると効率よく体系的に勉強できるという。
 大学受験が終わってからすぐに、参考書や問題集などを捨てて、高校3年のときの担任T先生にそのことを話すと、「もったいないなあ。置いといたら絶対に役に立つのに」と言われたことを思い出した。恩師の言う通りだった。
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ランニングして、マラソンみて、カレー食べ

2013年01月27日 | Weblog
 朝起きて、息子たちと軽く運動。天高まで歩いて、外周を3周走ることに。長男はかなりのスピードで飛び出していった。後ろから見ると、身体が左右に揺れる無駄のあるフォームだ。月曜日に1500mを測るらしい。「今、どれくらいで走るん?」と聞くと、「5分45秒くらい」。それでクラスで真ん中あたりだそうだ。4分台で走る子も2~3人いるらしい。今の中2って速いねんなあ。本人いわく「5分半くらいが目標」とのこと。身体がぶれにくい走り方のコツを簡単に教える。
 昼に、大阪国際女子マラソンがあるので、一番近くで見れる杭全の交差点付近まで連れて行って、マラソン選手が走っている様子を実際に見せる。無駄のない軽いランニングフォーム。素人の親父があれこれ理屈を言うよりも、説得力がある。まさに「百聞は一見に如かず」。
 帰りにCoCo壱番屋でカレーを食べる。私は牛もつプラス野菜カレーを「4辛」で。マラソンの写真を撮るのを忘れたので、こっちのをアップ。
 で、それにしても福士選手の2位、残念やったなあ。
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ギターのメンテナンス

2013年01月26日 | Weblog
 昨年末からギターの調子が悪い。チューニングして一本一本の弦の音は合っても、コードで弾いたときに、微妙な違和感がある。年末のライブでは、他の人が聴いてて音が狂ってると感じるほどではなかったようだが、一度みてもらおうと、「ROCK INN天王寺」へ持っていく。
 店員さんに症状を言うと、手にとってチューニングをしてから弾き始めた。ローからハイへポジションを移しながら一音一音個別に、あるいはコードを弾いて確認する。「う~ん、じゃっかん和音がおかしいですかねえ…」。店員さんにも微妙なレベルだ。次にヘッドから垂直に下を見て、ネックを確認する。「あ~、少し外へ反ってますねえ」。私もネックはずっとチェックしてて、ほぼ垂直なので問題ないと思っていたが、本来ならほんの少し内側へ反るのが理想なのだとか。それが逆に向いてしまっているようだ。六角レンチを使って調整してくれた。「一度弾いてみて下さい」。弾いてみると、確かに違和感は消えた。ああ、良かった。「調子が悪かったらいつでも持ってきて下さいね。これくらいの調整は無料でしますので」。
 気持ちの良いアフターフォローに満足。また練習に励むぞっと。
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日本橋・とり鹿

2013年01月25日 | Weblog
F先輩から「久しぶりに飲みに行けへんか?」とメールでお誘いがあり、Fさんの部下のK君と、同じ職場のIさんと4人で会食。場所は日本橋の「とり鹿」。明治25年に鶏肉・鶏卵商として創業。卸売業併営のため、素材の品質と鮮度が自慢のお店である。座敷に上がり、ビールからスタート。特にコースなどを予約しているわけではなく、オーソドックスに焼き鳥などをアラカルトで。相変わらずのFさんのマシンガントークは最高だ。4人の中で一番先輩にもかかわらず、自ら話題を振って場を盛り上げる。最後は名物「とり水だき」を注文したかったが、その前に一品モノを食べ過ぎて、みなけっこう満腹。最後は雑炊で締める。食べてしゃべって(いや、Fさんのトークを聴いて)、大満足のハナキンである。
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デジタル生活満喫中!?

2013年01月24日 | Weblog
今日、会社からdocomoのタブレット端末Arrowsが与えられた(真ん中上のやつ)。
遠隔地勤務や在宅勤務のためにモニターで使用せよとのこと。
もともと社用のガラケーがあるのだが…。
プライベートでは、
電話やメール用にiPhone
音楽用にiPod
デッカイ画面でネットやアプリを見たいとき用にiPad
読書用にKindle
を使っている。
こんだけ鞄に入っている。重いよ。
IT時代の『モダン・タイムス』である。
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キンタロー。AKB48と初共演

2013年01月23日 | Weblog
ついに、初共演!
思い切りワロた。特に最後の「フライング・ゲット」のコラボ。最高ナリ。
欲を言えば、中居と江角のMCが下手クソ過ぎ。

火曜曲 キンタロー。AKB48初共演 前田敦子ものまね PART1


火曜曲 キンタロー。AKB48初共演 前田敦子ものまね PART2

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二刀流・武蔵

2013年01月22日 | Weblog
本町の「二刀流・武蔵」。
定例会議の後の情報交換会で訪れた。私は初めての店だ。
本町駅近くで開業26年。もつ鍋・ホルモン・牛すじの老舗とのこと。
今回はもつ鍋のコース。
もつは炊く前に、少し炙ってある。これが香ばしく、かつ適度に噛みごたえもあり、美味しかった。
以上、ちょっと遅いアップでした。
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おとなの読書会

2013年01月21日 | Weblog
Iさんが主催する「おとなの読書会」に参加する。
会場は大阪市北区民センターの会議室。今回は9名が出席、私だけが初参加だ。
他のメンバーも、久しぶりの人たちがいたり、初顔合わせだったりするので、最初に自己紹介を行う。
その後は、めいめい持参した書籍を30分読む。そこでいったん時間を区切り、各自が全員に対し2分で内容を紹介し、簡単な質疑応答を行う。
私は少し読みかけの『読書の技法』(佐藤優著)を読んだ。
最後は、Iさん以外全員目隠しをして、どの本が良かったかを挙手し、MVB(Most Valuabule Book)を選出する。
今回はKさんの『ハーバード流宴会術』が選ばれた。中身は宴会芸なんかも紹介しているやわらかい本だが、「ハーバード流」と付けたネーミングの勝利?である。一度読んでみたい。
時間管理は厳格にしており、予定の2時間できっちり終わる。
終わってから、有志6人で、近くの居酒屋で懇親会。
自分以外の8人分の読んだ本の中身も知ることができる良い活動だ。
誘ってくれたIさんに感謝。
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【書籍】WORK SHIFT ~孤独と貧困から自由になる働き方の未来図<2025>~

2013年01月20日 | Weblog
 『WORK SHIFT~孤独と貧困から自由になる働き方の未来図<2025>~』(リンダ・グラットン著、プレジデント社)を読む。

 ロンドン・ビジネススクールのリンダ・グラットン教授の世界的ベストセラー初の翻訳。中身は、情報感度の高い人なら、おおむね日頃感じているような内容だが、よく整理されている。これからの働き方について色々と考えさせられる。

【メモ】
1.未来の世界を形づくる5つの要因と32の現象
*向こう数十年の世界を形づくる5つの要因と、それに伴い起こりうる32の現象は以下のとおり。
 <要因1.テクノロジーの進化>
  1) テクノロジーが飛躍的に発展する
  2) 世界の50億人がインターネットで結ばれる
  3) 地球上のいたるところで「クラウド」を利用できるようになる
  4) 生産性が向上し続ける
  5) 「ソーシャルな」参加が活発になる
  6) 知識のデジタル化が進む
  7) メガ企業とミニ起業家が台頭する
  8) バーチャル空間で働き、「アバター」を利用することが当たり前になる
  9) 「人工知能アシスタント」が普及する
  10) テクノロジーが人間の労働者に取って代わる

 <要因2.グローバル化の進展>
  11) 24時間・週7日休まないグローバルな世界が出現した
  12) 新興国が台頭した
  13) 中国とインドの経済が目覚しく成長した
  14) 倹約型イノベーションの道が開けた
  15) 新たな人材排出大国が登場しつつある
  16) 世界中で都市化が進行する
  17) バブルの形成と崩壊が繰り返される
  18) 世界のさまざまな地域に貧困層が出現する

 <要因3.人口構成の変化と長寿化>
  19) Y世代の影響力が拡大する
  20) 寿命が長くなる
  21) ベビーブーム世代の一部が貧しい老後を迎える
  22) 国境を越えた移住が活発になる

 <要因4.社会の変化>
  23) 家族のあり方が変わる
  24) 自分を見つめ直す人が増える
  25) 女性の力が強くなる
  26) バランス重視の行き方を選ぶ男性が増える
  27) 大企業や政府に対する不信感が強まる
  28) 幸福感が弱まる
  29) 余暇時間が増える

 <要因5.エネルギー・環境問題の深刻化>
  30) エネルギー価格が上昇する
  31) 環境上の惨事が原因で住居を追われる人が現れる
  32) 持続可能性を重んじる文化が形成されはじめる


2.起こりうる2種類のシナリオ
*上記の要因と現象から、未来の働き方は暗いシナリオと明るいシナリオ、どちらも起こりうる。
 <「漫然と迎える未来」の暗い現実>
  ・いつも時間に追われ続ける未来 ― 3分刻みの世界がやって来る
  ・孤独にさいなまれる未来 ― 人とのつながりが断ち切られる
  ・繁栄から締め出される未来 ― 貧しい貧困層が生まれる

 <「主体的に築く未来」の明るい日々>
  ・コ・クリエーションの未来 ― みんなの力で大きな仕事をやり遂げる
  ・積極的に社会と関わる未来 ― 共感とバランスのある人生を送る
  ・ミニ起業家が活躍する未来 ― 創造的な人生を切り開く


3.明るい未来のために、働き方を<シフト>する
*明るい未来のために、われわれは従来の働き方を見直し、以下の3通りにシフトすべきである。
 <第1のシフト>
  ・広く浅い知識を持つのではなく、いくつかの専門技能を連続的に習得していかなければならない。そのために必要な資本は、知的資本である。
 [高い価値を持つ専門技能の三条件]
  ・その専門技能は、価値を生み出せるか?
  ・その専門技能には、希少性があるか?
  ・その専門技能は、まねされにくいか?
 [今後有望な4つの専門技能]
  ・生命科学・健康関連
  ・再生エネルギー関連
  ・創造性・イノベーション関連
  ・コーチング・ケア関連

 <第2のシフト>
  ・孤独に競争するのではなく、ほかの人たちとつながり合ってイノベーションを成し遂げることを目指す姿勢に転換する必要がある。そのために必要な資本は、人間関係資本である。
 [未来に必要となる三種類の人的ネットワーク]
  ・ポッセ(頼りになる同士):
   専門技能や知識がある程度重なり合った、声をかければすぐ力になってくれる少人数の同士
  ・ビッグアイデア・クラウド:
   自分の人的ネットワークの外縁部にいる、自分と違うタイプの大人数のつながり
  ・自己再生のコミュニティ(支えと安らぎの人間関係):
   現実の世界で頻繁に会い、食事したり、プライベートを語り合ったり、くつろいだ時間を過ごせる仲間たち

 <第3のシフト>
  ・際限ない消費に終始する生活を脱却し、情熱を持って何かを生み出す生活に転換する必要がある。そのために必要な資本は、情緒的資本である。

以上
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たこるー

2013年01月19日 | Weblog
昨年、美章園駅の近くに新しくできたたこ焼き屋「たこるー」。地元のメンバー評も上々。後輩K君なんかは「この辺で一番美味いですわ」と絶賛していた。何度か前を通ったことはあるが、なかなか買うタイミングがなかった。この度、夜食用にと購入。持ち帰って食べてみた。うん、なかなか美味しい。「粉モン激戦区」のこのエリアで、十分にやっていける味だと思う。店主もなかなか感じの良いお兄さんだった。リピート可である。
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体調不良

2013年01月18日 | Weblog
 木曜日、朝から胃腸の調子が悪く下痢をしている。会社に行ってからも、胃の膨満感が半端ない。昼もほとんどお腹が減らないが、まったく何も腹に入れないのも良くないと思い、うどんを一杯だけ食べる。するとまた胃が張ってきた。何度もトイレへ。身体そのものはそれほどしんどくはないが、下痢が続くと体力が消耗されてくる。
 夜は、東京のビジネスパートナーD社のK姉さんが久しぶりの出張で来られるので、宴席が入っている。これは外すわけにはいかない。南堀江のリバーサイドのオシャレな和食屋で会食をする。(写真:湊町の夜景がキレイ)。楽しくおしゃべりしながら、お酒を飲むのは大丈夫だが、なにせ食欲がない。アラカルトの料理を少しつまむ程度。K姉さんにも、気を遣わせてしまった。
 翌金曜日は、案の定ダウン。会社を休む。仕事は前日に「体調悪いので、明日休むかもしれん」とメンバーにプチ引継ぎをしていたので大丈夫のはず。ゆっくり寝よ。ということで、朝起きて、朝食後、寝る。昼起きて、昼食後、寝る。夕方起きて、夕食後、寝る。で、晩起きて、風呂に入って、少し落ち着いた。
 なんだろう、いわゆる「お腹に来る風邪」ってやつかな。体調管理、もう少ししっかりしないと。
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桜宮高校の「事件」について思う

2013年01月17日 | Weblog
 こちらの動画を見てもらいたい。
 昨年の日本シリーズ巨人vs日ハムの第二戦。初登板の巨人澤村は一回表から大乱調。2死一、二塁のところでキャッチャー阿部がマウンドへ歩み寄り、澤村の頭をドツく。これにより平静を取り戻した澤村は、後続を断ち切りピンチを脱出する。


 中学生の塾講師のアルバイトをしていた頃、一度だけ生徒を殴ったことがある。
 O君という、大阪風に言うとチョケた生徒がいた。私語がひどく、授業の妨げになるようなことを喚く。繰り返し口頭で注意をしていたのだが全くきかない。このままではいけないと思い、横を向いてしゃべっているO君の所にツカツカと歩み寄り、「おいっ」と呼びかける。彼がこっちを向いたところで思いっきりビンタをした。すると彼はスクッと立ち上がり「すみません!」と頭を下げた。私もそれ以上は何も言わずに、また教壇へ戻り授業を再開した。もともと心底悪い男ではない。その授業の後は、彼なりのフォローか、わざわざ質問に来た。もちろん私もわだかまりなどなく、冗談を言いながら、質問に答えた。
 以降の授業は平静を取り戻した。

 社会人になってから、上司に一度だけ殴られたことがある。
 お客さまの接待で私の段取りが悪く、相手に不便をおかけした。そのとき上司から、お客さまの前で「ボケ!」と言われ、腹をジャブで殴られた。そのときは、殴られたこと自体は何とも思わず、ミスをしてしまった自分のふがいなさを猛反省したものだ。帰りの車の中で、上司から、なぜあれほどまでに怒ったのか、説明してくれた。
 以降も、もちろんその上司との関係は良好のままだ。すでに退職されたが、家に遊びに行かせてもらったり、今でもずっと年賀状のやりとりをしている。

 「体罰」という言葉自体がネガティブな響きがあるが、使うタイミングを誤らなければ、悪いものではないと個人的には思っている。一瞬で相手を我に返らせたり、渇を入れるために、「ここ一番」で用いるのは、非常に効果的である。私に言わせれば、「エネルギーの凝縮されたスキンシップ」である。ただし、高等手段だ。ここを見極められない者が乱発すると「暴力」になってしまう。要するに使う側と受ける側との人間関係、および使う側のインテリジェンスの問題だ。従って、教育現場では安全サイドに「体罰全面禁止」となる。

 体罰を指導のための常套手段としてしまうバカな体育教師(中高の体育教師にはこういう輩が多い)。件の体育教師が、自分よりその学校でのキャリアが長いということで、したい放題させていた校長および周りの教師たち。教師の暴力によって生徒が自殺するという最悪の事態が起こってしまった以上、橋下市長の主張する、今年の入試の中止および体育科の教師の総入れ替えは即刻やればいい。荒廃した教育現場を改革しようと思えばそれくらいじゃないと。
 素早く意思決定しよう。そして連日過熱する報道にいい加減ピリオドを打ってくれ。もう見飽きた。
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