東芝の会計問題を調べていた第三者委員会が調査報告書を公開した。歴代の経営トップを含む組織的な不正を認定。田中久雄・前社長や佐々木則夫・前副会長など、複数の取締役が辞任する事態となった。マスコミも東芝という巨大企業の経営トップの確執や組織や上司への絶対服従の社内風土など、内部事情について面白おかしく報道する。
第三者委員会にしろマスコミにしろ、もっと突っ込むのべきは監査法人がチェック機能を果たしたかについてだろう。新日本有限責任監査法人が、今回の不正を見抜けなかったのなら「無能」だし、見逃していたのなら「悪質」だ。でもどちらかでしかあり得ない。
監査法人にとって監査対象法人がクライアント、すなわち監査対象法人から報酬を貰う仕組みでは、真の独立性は保ちえないのだ。
友人で公認会計士で税理士で社会保険労務士で歴史オタクで読書オタクでロックオタクのMさんがFacebookでつぶやいていた。
「おかしいと感じた点を徹底的に追及し、疑念が晴れない限りは監査報告書は書かない、当たり前のこのことが徹底されるには、“お客様”の関係は断ち切らないと。そのための必要コストを証券取引所経由で投資家や証券会社が取引額に応じて負担する。そういう新しい仕組みの論議がされないと、今後も『有罪にはならない、暗黙の了解のもと、もちつ持たれつの、でも事実上の粉飾』は無くならないだろうな、と感じます」
まったくその通りだと思う。
第三者委員会にしろマスコミにしろ、もっと突っ込むのべきは監査法人がチェック機能を果たしたかについてだろう。新日本有限責任監査法人が、今回の不正を見抜けなかったのなら「無能」だし、見逃していたのなら「悪質」だ。でもどちらかでしかあり得ない。
監査法人にとって監査対象法人がクライアント、すなわち監査対象法人から報酬を貰う仕組みでは、真の独立性は保ちえないのだ。
友人で公認会計士で税理士で社会保険労務士で歴史オタクで読書オタクでロックオタクのMさんがFacebookでつぶやいていた。
「おかしいと感じた点を徹底的に追及し、疑念が晴れない限りは監査報告書は書かない、当たり前のこのことが徹底されるには、“お客様”の関係は断ち切らないと。そのための必要コストを証券取引所経由で投資家や証券会社が取引額に応じて負担する。そういう新しい仕組みの論議がされないと、今後も『有罪にはならない、暗黙の了解のもと、もちつ持たれつの、でも事実上の粉飾』は無くならないだろうな、と感じます」
まったくその通りだと思う。