物部の森

日常感じたこと、趣味のこと、仕事のこと・・・等々
日記風に書いてます。

おつかれさまでした~!

2011年05月31日 | Weblog
 1ヶ月の新入社員の研修隊活動が終了。午後に報告会があり、アフターは食堂で立食の打ち上げ。
 途中から、新入社員が自主的に?出し物なども披露し、大いに盛り上がる。
 最後の班の寸劇は、テレビ東京の深夜番組でも放送できないような超エロバカな内容で、私にはめちゃめちゃウケた。
 締めの挨拶は私。本来なら営業部門の幹部にやってもらうべきだが、気を遣ってくれて指名してくれた。嬉しいような申し訳ないような・・・。
 冒頭、エロ寸劇に対しエロコメントを被せる。会場の同僚から野次が入る。「アホ~」「セクハラや~」「それでも総マネか~」。ひどい。でも計算どおりだ(ニヤリ)。
 そして最後の締め。ここは真面目に。一本締めや三本締め、万歳なんかはありきたりなので、新しいのを考えた。
 隊員たちが全員ペアになり、それぞれに向かい合わせで握手する。そして、私の「・・・、○○隊、お疲れさまでした~!」の声に続いて、皆が相手の目を見つめ、ギュッと手を握りながら「おつかれさまでした~!」と叫ぶ、という締め方。
 やり方を説明して、ペアを作る。そうして私の「おつかれさまでした~!」に続いて、全員が「おつかれさまでした~!」と大声をあげる。で、私の考えた段取りはそこまでだったのだが、その「おつかれさまでした~!」を皮切りに、堰を切ったように、全員がペアを替わりながら何度もそれを繰り返す。非常に良い光景だ。
 そうして打ち上げは無事終了。
 後で営業のメンバーたちが「ええ締め方でしたねえ!」と言ってくれた。良かった良かった。
 でも、私の「おつかれさまでした~!」は、新入社員よりもむしろ、隊活動を支えてくれた営業メンバーやスタッフに対するものなのである。
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コータロー君LIVE@アメ村

2011年05月30日 | Weblog
 日曜日。早朝起床し、UEFAチャンピオンズリーグ決勝戦をTV観戦。バルセロナ強いわ。メッシはもう、キャプテン翼レベルである(^_^;)。朝食後は車大好き次男坊が「車見にいきたい」というのでカーチス南港へ連れて行く。
 午後は「ロージー祭り」へ。「BARロージー」主催の10組以上が出演するジョイントライブである。場所はアメリカ村の「AVENUE・A」。
 お目当ては、後輩の高木コータロー君。会場に着くと、彼の一つ前のユニットが演奏していた。会場は満員で最初は立ち見しかできなかった。場内で会社のメンバー何人かと合流。
 ほどなくコータロー君登場。1曲目はシンディ・ローパーの『Time after Time』。押尾コータローバージョンですな。相変わらずいい音聴かせやがる(^_^;)
 ジョイントなので彼の出番は4曲。最後はモーリス・ラヴェルの『ボレロ』をギター一本で演奏。この曲はAメロとBメロしかなく、ベース音をゆっくりとキープしながらA・Bを交互に弾いていく。でもそれを何回も繰り返すことで、精神が高揚してくるというか陶酔感が出てくる。表現は良くないがちょっと麻薬っぽい曲なのだ。
 初めて披露するということで若干ミスはあったが、なんせギター一本。ナイストライだったと思う。
 終わってから、観客席に来てくれて「すんません、ミス多かったですわ」と謝ってたが、全く問題ナシ。聴きなれてない人にはほとんど分からないレベルだったよ。
 また次回のライブも呼んでネ~。
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【書籍】心を整える

2011年05月29日 | Weblog
 『心を整える』(長谷部誠著、幻冬舎)を読む。

 サッカーを本格的に見始めたのは、Jリーグ発足の頃。20年近く日本代表を見てきたが、歴代のキャプテンでは、個人的に長谷部が一番好きである。自身決して派手さはなく、またメンバーをいたずらに鼓舞するというわけでもない。いかにも日本人的なサーバントなリーダーシップ。堅実な人柄とプレイスタイルは、ブンデスリーガにもピッタリはまっていると思う。
 その長谷部の本。爆発的に売れている。売れる理由は読めば分かる。非常に充実した内容である。
 キーワードは「心」。「心を強くする」とか、「磨く」というのとは少し違う。「心を調整する」、「調律する」といった感覚を大切にしているという。そこから本書のタイトルは『心を整える』。そのためのノウハウや習慣を紹介している。他、読書やタイムマネジメントのことなど、それも昨年のW杯や今年1月のアジア杯の裏話などと一緒に述べられており、余計に興味をそそられる。
 印税は全額、東日本大震災支援のために寄付するという。
 弱冠27歳、この聡明さと成熟ぶりはどうだ。イチローがソクラテスなら、長谷部は親鸞である。
 中学1年の長男にも読ませている。
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イベント巡回

2011年05月28日 | Weblog
 土曜日、午前中はTさんのビジネスコーチングを行い、それが終わってから、職場の販売イベント会場へ向かう。
 直接営業部門を指揮しているのではないが、中堅・若手メンバー中心に土日にもかかわらず頑張ってくれているので、差し入れくらいは持っていってあげたいと、現場に顔を出す。
 本日、会場は2箇所。一つ目は日根野。自宅から車で高速を使っても1時間近くかかる。イベントは新入社員の販売実習も兼ねており、3人が呼び込みと商品説明を行っている。会場リーダーからは販売状況などを簡単に説明してもらう。関係者に挨拶をしてから、次の会場の東岸和田へ。ここでも同じく新人が営業を行っており、なかなか活気がある。
 物流面でも震災前の状況にほぼ持ち直してきているようだ。4月から5月初旬くらいまではなかなか苦しかったが、これから攻勢をかけていきたい。「ぐいぐい」といきましょね。
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得意技!?

2011年05月27日 | Weblog
新聞に某大企業の社長交代の記事が出ていた。
同社の近年の業績や、トップ交代の背景などが書いてあり、最後に新社長の略歴・プロフィールが紹介されている。
「何年どこそこ大学何学部卒業。同年同社入社。以降の社内キャリア。出身地。家族構成・・・」
よくあるパターンだ。
そして最後に、趣味・特技。
「相撲は二段の腕前。得意技は左からの上手出し投げ」
上手出し投げまで要るんか・・・!?
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I miss ユッケ

2011年05月26日 | Weblog
 同期4人で情報交換会。場所は法善寺の松坂牛専門の焼肉店「M」。
 まずは色々と食べられるセットで注文。当然、セットだけでは足りず、他もオーダー。「こういうときだからこそ生肉を食いまくろう!」と、あえてユッケを注文する。が、今は出すのを自粛しているとのこと。普通ここで「当店のユッケは新鮮で絶対安心です!」とガッツリ食べさせてほしいところだが。
 厚生労働省は全国の自治体に対して生食用の肉を取り扱う飲食店などで衛生基準が守られているかどうか調査するよう指示。各都道府県内でも、各保健所が生食用の肉を取り扱っている店などに立ち入り検査を実施し、結果を5月末までに取りまとめる予定。
 まあ、このほとぼりが冷めるまで自粛だろうな。
 しかしこうなると、流通過程での今まで以上のチェックや、(おそらく従来マジメにやってなかったと思われる)肉の表面の削ぎ落としなんかのコストが乗っかってきて、ユッケの値段は上がるんだろうなあ。
 ま、とにかく。早く腹いっぱいユッケを食わせてくれ~。
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リスクをアセスメントせよ

2011年05月25日 | Weblog
 リスクアセスメント研修を受講。外部講師を招聘し、安全な職場づくりのために管理者・スタッフが知っておくべきポイントを学ぶ。
 座学の後、ケーススタディを使ってのグループ討議。最初にリーダー、書記、発表者などを決める。グループ討議になると、なぜか軽くスイッチが入るワタクシ。「僕、リーダーやりますわぁ!」と立候補する。そして、進行しながら討議内容を自分のパソコンに打ち込もうと身を乗り出した瞬間、お茶を入れてるマグカップに腕が当たり、ひっくり返してしまう。パソコンのキーボードにバシャ~ッ! 慌てて持ってたハンカチで拭く。他のメンバーもハンカチを出してくれたり、トイレットペーパーを持ってきて拭いてくれたりするが、段々とスクリーンが暗くなっていき、完全に消えた。あとはスイッチを押してもウンともスンとも反応しない。何てこった。今日の「めざましテレビ」、いて座の運勢はそれほど悪くなかったハズ・・・。
 表面を拭き終わっても、キーボードを逆さまにするとポタポタとお茶が落ちてくる。中は水浸しのようだ。ショートしてる可能性もある。Cドライブにもデータをかなり入れてるから、ハードがクラッシュしたらかなりヤバい。
 関連会社のITスタッフが緊急で駆けつけ診てくれた。何とかハードディスクは大丈夫のようで、予備の同機種の本体にハードだけ移して事なきを得た。ホッ。
 お茶を飲まないときはフタをしておくこと。リスクをアセスメントすることの重要性を体得する。
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家人へ花束を

2011年05月24日 | Weblog
 昨日は家人の誕生日。「プレゼントは何が欲しい?」と聞いても「特に欲しいものはない」。知り合ってから既に20回近く誕生日を迎えている。これまで色々な物をプレゼントしたので、なかなか新規の「ネタ」がないのが現状。ということでやはり定番の花束。会社帰り、花屋で大体の予算と、「できるだけカラフルに」というリクエストを伝えて、お姉さんにお任せでこしらえてもらう。
 帰宅して渡す。やっぱ喜んでくれる(^_^)
 世の中に花があって良かったなと毎年思うこの日である。
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渋沢栄一の『論語と算盤』で未来を拓く

2011年05月23日 | Weblog
 週末、大阪産業創造館で「渋沢栄一の『論語と算盤』で未来を拓く」と題したセミナーを聴講する。講師は渋澤健氏。渋沢栄一の孫の孫にあたる方である。
 健氏は、東京で『論語と算盤』をテーマとしたビジネスマンの塾を立ち上げ、友人のHさんが受講している。非常に内容が良いらしく、「次開講の時に東京へ受けにきたら?」と誘ってくれたのだが、さすがに毎回東京へ通うのは難しいので遠慮していたら、今回たまたま渋沢氏の本セミナーが開催されるということで申し込んだ。
 会場は250人の満員(他100人のキャンセル待ちが出てたそう)。
中身は、『論語と算盤』や渋沢翁の残した語録から、自身の解釈を加えて紹介したり、渋沢栄一の直系だからこそ語れる秘話で場内の笑いを誘ったり、中身は期待どおりの素晴らしいものであった。
 詳しいレジュメも添えてあったが、色々とメモを取る。
 中でも印象に残ったのは、「常識とはいかなるものか」という話。『論語と算盤』では、「『智』、『情』、『意』の三者が権衡を保ち平等に発達したものが完全の常識だと考える」と述べられている。ジェームズ・コリンズも名著『ビジョナリー・カンパニー』で、「永続的に発展する企業は、『エンジン』、『情熱』、『意志』を持っている」と述べている。映画『オズの魔法使い』でも、主人公ドロシーは、脳みそ(知恵)がないことでバカにされているかかし、ブリキでできているため心臓(ハート・愛)がない木こり、臆病で勇気(意志)がほしいライオンとともに、それぞれと助け合いながら困難を乗り越えていく、というストーリーになっている。つまるところ「時代や洋の東西を問わず、成功するためには、『智』、『情』、『意』の三つ揃っていることが大切なのです」。
 最後は、論語の有名な文章、「子曰、知之者不如好之者、好之者不如楽之者」で締める。
 久々に“当たり”の講演会であった。
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五月技量審査場所

2011年05月22日 | Weblog
 大相撲の五月技量審査場所は、八百長問題などの不祥事を受けて、本場所(五月場所)に変わり実施された。興行としてではなく、技術審査の場所として開催し、一般に無料で開放された。
 不祥事を受けた特例的な開催であることから、NHKの中継も行なわれなかった。その代わり「ニコニコ生放送」が、序ノ口から幕内までの全取組を無料でネット中継していたので、千秋楽はパソコンで観戦。
 こういったサービスをしてくれるのは視聴者にとってはありがたいが、それにしても「ニコニコ生放送」って。アナウンサーの実況や親方の解説もなく、淡々と場内の音声のみを流す。節電のためか、国技館も暗い。そして中継の間ずっと、視聴者のコメントが画面に入ってくる。もちろんふざけた“チャチャ入れ”みたいなのが大半。取組み直後などには意味のないアホなコメントが重なり、画面を占める。これが国技の中継かと、なんか視てて情けなくなってくる。
 14日目まで1敗の白鳳と、2敗の栃ノ心の優勝決定戦を期待していたが、先に栃ノ心が日馬富士に敗れ、その時点で白鳳の優勝が決定。その後、結びの一番ではなんと魁皇が白鳳に勝ってしまうが、座布団はあまり舞うこともなく。
 最後、白鳳のインタビューは良かった。不祥事の後、そして大震災の後開催された異例の今場所の優勝インタビューで何を言うのか注目していたが、謙虚で、前向きで、そして横綱の立場を踏まえた完璧な内容だった。白鳳のコメントで「大相撲の品格」がかろうじて保たれたと思う。
 次の名古屋場所は何とかいつも通りにと願う。そしてできれば一度東北で本場所を。
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I'm a シマムラー

2011年05月21日 | Weblog
 子供たちの夏服が少ない。特に長男はここ1年くらい身体的成長が著しく(中身は不明)、去年まで着ていた服がことごとく入らなくなっている。
 嫁が「一回、しまむらへ行ってみたい」と言う。しまむらってこの辺って店知らんなあ。関西では大体郊外へ出店してると聞いてるし。iPhoneで捜してみると東大阪、それも平野区との境目くらいのところに一軒あるようだ。早速ゴー。
 幹線道路沿いなのですぐに分かった。万代スーパーや100円ショップ・ダイソーと同じ建屋に入っている。売場面積はかなり広い。
 商品一つ一つはそれほど高級感はないが、確かに安いし、デザインも少し凝っている。子供用、しかも夏物ならこんなんでいいじゃないか。ということで、色々と物色しながらTシャツや短パン、下着などを買い込む。
 ついでに自分用に何かないかと、紳士服コーナーも見てみる。さすがに上着やシャツの質感はイマイチやなあ。短パンとかはあまり値段とか分からなさそう。ハードウォッシュのデニムのハーフパンツを1枚買う。1870円也。普通にリーバイスなら8000円くらいするから、これならお買い得やね。
 ということで、43歳にして“シマムラー”。遅すぎるデビュー。
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メール処理

2011年05月20日 | Weblog
久しぶりに自席で仕事。
大量の未読メールを捌く。
返信。読んですぐ削除。確認後、当該フォルダへ仕訳け。ややこしそうなので後回し。などなど。
ひたすらマシンのごとく処理。
その間も新しいメールが届き、受信トレイの一番上に、積み重なっていく。
添付ファイルを読んでたり、長い返信を書いてたりすると、
「処理件数 < 新規未処理件数」
の状態に陥る。
さらに積み重なっていく。
またすぐ次の打ち合わせがあるのに・・・。
焦る。
また積み重なる。
さらに焦る。
ん? この状況、何かに似ているゾ!?

・・・テトリスの末期だ。
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【書籍】街場の大学論

2011年05月19日 | Weblog
 『街場の大学論』(内田樹著、角川文庫)を読む。

 4年前に『狼少年のパラドクス』という若干意味不明のタイトルで出版された単行本に、文部科学省私学行政課長の杉野剛氏との2度目の対談を新たに収録して文庫化したもの。
 前半はウチダ先生のブログの中で、教育や大学について書かれているものをエディットしている。時系列もバラバラで、ある程度テーマごとに括っているだけだから、全体としての繋がりはあまりない。同じ内容が何度か出てきたりしているし。でもそれぞれにウチダ先生の思考が感じ取れる。
 最後の章は、文科省の杉野氏との対談。単行本のときの初対談と、今回の文庫本収録のため「リターンマッチ」の2回分が掲載されている。教育行政の中枢にいるキャリアと、教育行政を批判し続けてきたアナーキーな大学教授が、高等教育についての危機感を共有し、同じような課題を持っているところが興味深い。
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Oさんとの楽しい夜

2011年05月18日 | Weblog
 東京出張。仕事が終わってから、最近銀座にオープンした「巴馬ロハスカフェ」にて、東京の友人Oさんと会食。ロハスということで、ヘルシー系の中華料理。運営はソトコト、内装は隈研吾デザインらしい。鶏肉料理(写真)を中心に、アルコールはいきなり紹興酒をボトルで頼むというロケットスタート(^_^;)
 Oさんが今携わっているプロジェクトについて、色々と話を聞く。最近、都心より地方活性化のためにあちこち飛び回っているそうである。岐阜県で手がけている物件は、図面まで見せてもらったが、めちゃくちゃ面白そう。「竣工したら招待するよ」。今から楽しみだ。
 結局二人で紹興酒のボトルを2本空ける。そこから「もう一軒行こう」ということになり、日本のオーセンティック・バーの最高峰「毛利バー」へ連れて行ってもらう。
 店内は思ったよりもカジュアルで、いい意味で敷居が高くない。マティーニが超有名ということでオーダーする。バーテンダーのWさんの作っている手元を見ていると、ヴェルモットの割合は少し控えめか、いわゆるドライ・マティーニである。でも丁寧にステアしてあるので、かなりマイルドな口当たりに仕上がっている。なるほど、かなり美味い!
 後半色々と話をしている中で、特に面白かったのは、このブログについてのOさんの分析。彼はちょくちょく読んでくれている中で、私が毎日何を思って書いているのかをズバリ言い当てたのである。表現は難しいのだが、このブログに込めている「意図」「思惑」「謀(はかりごと)」みたいなもの。当然誰にも話したことがない。それを彼は見抜いていた。しかもその解説ぶりがあまりにも的確だったので、恥ずかしくなり、「ギャハハハ」と大笑いしてしまった。いかんなあ、ちょっと作戦変更しよかな? いやもう無理だ、この年になると・・・。
 そんなこんなで1:30AM。楽しい時間はアッと言う間に過ぎる。真夜中の銀座をホテルに向かって歩きながら、「年を取ることは悪いことじゃないな」と前向きになっている自分がいる。
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【書籍】陰翳礼賛

2011年05月17日 | Weblog
 『陰翳礼賛』(谷崎潤一郎著、中公文庫)を読む。

 現在のビジネスコーチであるTさんと、震災後の節電や現在の世の中の電力消費について論じていたときに「今読んでおくべき本」ということで薦めてもらった。昭和8年、谷崎潤一郎47歳のときの随筆。
 この頃すでに、世界中で一番電燈を贅沢に使っている国は、アメリカと日本であるらしい。しかしながら、日本という国は、古来より陰翳を上手く利用し、部屋や食器(漆器)、工芸品、紙、化粧などは、煌々とした明かりの下ではなく、少し暗がりの中でこそ映えるように工夫してきた。そういった観点から、電灯をふんだんに使って陰を消すように腐心するのは、日本人の美意識と相容れないと説く。
 われわれ現代人、特に都会人はふんだんな光量の下で暮らすのが当たり前になっている。これから夏に向けて節電がより一層叫ばれるが、もう一度日本人の美の原点を探る良い機会かもしれないな。
 まさに今、再認識すべき文豪の達見である。薦めてくれたTさんに感謝。
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