『ミドルを覚醒させる人材マネジメント』(吉田寿著、日本経済新聞社)を読む。
サブタイトルに「成果主義の機能不全はここから直す」とある。バブル崩壊後、多くの日本企業が人事制度改革の一環として取り入れた「成果主義」を正しく運用するためのアプローチ手法を中心に書かれている。主旨は、「結果主義」や「短期成果主義」に陥ることなく、「地道に、愚直に、徹底的に」運用すること、変革には10年くらいかけるくらいの覚悟で取り組むこと。筆者が実際にコンサルティングした企業の実例も交えてよく整理されている。
特に第5章「忘れられた視点-モチベーション」では、社員のモチベーション・マネジメントに関し、社員意見調査や上司に対するアンケート評価等のデータをどのように活用するか紹介されており、現在取り組んでいる仕事に非常に参考になった。
筆者とは一度食事をさせてもらったことがある。人材マネジメントを機軸としながら、組織改革や経営改革に至るまで、コンサルとして非常に“引き出し”の多い人だと感じた。聞くと富士通人事部門出身。やはり富士通出身者が成果主義の機能不全を語ると妙に説得力があるなあ(^_^;
サブタイトルに「成果主義の機能不全はここから直す」とある。バブル崩壊後、多くの日本企業が人事制度改革の一環として取り入れた「成果主義」を正しく運用するためのアプローチ手法を中心に書かれている。主旨は、「結果主義」や「短期成果主義」に陥ることなく、「地道に、愚直に、徹底的に」運用すること、変革には10年くらいかけるくらいの覚悟で取り組むこと。筆者が実際にコンサルティングした企業の実例も交えてよく整理されている。
特に第5章「忘れられた視点-モチベーション」では、社員のモチベーション・マネジメントに関し、社員意見調査や上司に対するアンケート評価等のデータをどのように活用するか紹介されており、現在取り組んでいる仕事に非常に参考になった。
筆者とは一度食事をさせてもらったことがある。人材マネジメントを機軸としながら、組織改革や経営改革に至るまで、コンサルとして非常に“引き出し”の多い人だと感じた。聞くと富士通人事部門出身。やはり富士通出身者が成果主義の機能不全を語ると妙に説得力があるなあ(^_^;