『なぜ日本人は落合博満が嫌いか?』(テリー伊藤著、角川oneテーマ21)を読む。
落合博満について書かれた本が発売されると基本的にすべて買って読む(もちろんそれほど出版されているわけではないが)。阪神ファンだが、落合だけは好きとかという感情とは別に、監督としてどういうマネジメントをしているかが非常に気になるのだ。
筆者のテリー伊藤も、巨人ファンかつ有名な長島信者なので、その彼が書くということは、おそらく同じような目線で落合について客観的に述べられているのだろうと思って読んだが、まさにそのとおりであった。私が常日頃から落合について感じていることと共通の見解が多い。落合の「人格」としてではなく、「能力」や「スタンス」についての賞賛本である。
・落合の超合理主義を受容できないお子様国家・ニッポン
・非常識の力で壁を破る
・今、日本人に必要なのは「落合力」である
・落合こそ長島茂雄の後継者だ!
などといった言葉が並ぶ。
『なぜ日本人は落合博満が嫌いか?』といった自虐的なタイトルにしているところが、主題である落合自身のアイロニカルさと相俟って、ぴったりである。「落合の魅力」や「落合力」みたいなストレートなネーミングでは購買客に響かない。
プロ野球セ・リーグはまだまだ大混戦。一番怖いのは中日ドラゴンズに出し抜かれることである。
落合博満について書かれた本が発売されると基本的にすべて買って読む(もちろんそれほど出版されているわけではないが)。阪神ファンだが、落合だけは好きとかという感情とは別に、監督としてどういうマネジメントをしているかが非常に気になるのだ。
筆者のテリー伊藤も、巨人ファンかつ有名な長島信者なので、その彼が書くということは、おそらく同じような目線で落合について客観的に述べられているのだろうと思って読んだが、まさにそのとおりであった。私が常日頃から落合について感じていることと共通の見解が多い。落合の「人格」としてではなく、「能力」や「スタンス」についての賞賛本である。
・落合の超合理主義を受容できないお子様国家・ニッポン
・非常識の力で壁を破る
・今、日本人に必要なのは「落合力」である
・落合こそ長島茂雄の後継者だ!
などといった言葉が並ぶ。
『なぜ日本人は落合博満が嫌いか?』といった自虐的なタイトルにしているところが、主題である落合自身のアイロニカルさと相俟って、ぴったりである。「落合の魅力」や「落合力」みたいなストレートなネーミングでは購買客に響かない。
プロ野球セ・リーグはまだまだ大混戦。一番怖いのは中日ドラゴンズに出し抜かれることである。