物部の森

日常感じたこと、趣味のこと、仕事のこと・・・等々
日記風に書いてます。

【書籍】こんな日本でよかったね

2008年10月31日 | Weblog
 『こんな日本でよかったね ~構造主義的日本論~』(内田樹著、バジリコ株式会社)を読む。

 この人の本やブログを読むと、(なるほどね~)という「共感」を超えて、(まいった!)と「感服」のレベルまで達してしまうことがしばしばある。


(以下「未来の未知性」より引用)
 潜在的願望と現実が合致した人間は、そこにあたかも宿命に導かれてたどりついたような「錯覚」を抱く。そう「錯覚」なのである。そして「錯覚」であるにもかかわらず、「錯覚できる人間」と「できない人間」との間には、千里の径庭がよこたわっている。
 どれほど才能があって、どれほど努力をしても、それがまったく結実しないと嘆く人間がいる一方で、まるで才能もなく、ろくに努力もしないでけれど、どうも「いいこと続き」で困ったもんだとげらげら笑っている人間がいる。
 その差は、自分の将来の「こうなったらいいな状態」について「どれだけ多くの可能性」を列挙できたか、その数に比例する。
 当然ながら、100種類の願望を抱いていた人間は、1種類の願望しか抱いていない人間よりも、「願望達成比率」が100倍高い。願望達成の可能性は、本質的なところでは努力とも才能とも幸運とも関係がなく、自分の未来についての「開放度の関数」なのである。






 面白い。その通りだと思う。若手社員向けのキャリア論としてアレンジできそうだ。
 (しかしそもそも、どうやったらこういうふうにウチダ先生のように思考することができるのか・・・!?)


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今のイチ押し!吉瀬美智子

2008年10月30日 | Weblog
 あ~、やっと分かったぁ!つながった。吉瀬美智子っていうんか。ニベアのCM気になってたんやなあ、「誰やろ、この女優?」って。

CM吉瀬美智子 NIVEA body 薬用ホワイトニング


 嫁とTV見てたら「ブラッディ・マンデイ」っていうドラマの番宣やってて彼女が出演していた。「あ~、これこれ。この女優、何ていうん?」ときいたら、月刊テレビジョンで調べてくれて「吉瀬美智子やて。最近よー出てんで。」早速ネットでチェックした。33歳かぁ。ええ感じやなあ~。You Tubeで動画探したら、黄桜「呑」のCMも彼女やったんやあぁ。


吉瀬美智子 ジムノペディ篇 <♪サティ 「ジムノペディ」 > (approx.0805)


 CMとか別々に見てると同じ女優でも分からん時あるもんね。しかし綺麗な人である、いかにもニッポンの殿方が好きそうな。女優としては“遅咲き”みたいやけど、まだまだ芸能界では上行きそうな感じやね。高島礼子、鈴木京香レベルにはいくんとちゃうかな。
 とりあえず今の僕のイチ押しでっすゎぁ~!
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【書籍】大阪伝承地誌集成

2008年10月29日 | Weblog
 『大阪伝承地誌集成』(三善貞司著、清文堂)を買った。

 「買った」である、「読んだ」ではない。なにせ頁数1,442ページ(値段は18,900円)。大阪府域に伝わる奇談・寺社縁起・芸能・遺跡遺物・人物など万般にわたる伝承と地誌3,575項目が収録してある。索引は大阪市の各区から「あいうえお順」で並んでいる。わが阿倍野区は旭区に続いて2番目。取り急ぎ旭区と阿倍野区だけは読んだ。読了まではまだまだ時間がかかりそう。でも焦らず少しずつ味わって読み進めていきたい。
 筆者は元府立池田高校の教諭。本書は、仕事の傍ら約50年の歳月をかけて大阪中を歩き回り集めたまさにお宝情報の集成であり、後世に残る「なにわの文化遺産」であろう。
 同じコンセプトを切り口だけ少しずつ変えながら、何種類もの似たような単行本を連発する拝金主義の某学者やコンサルタントは三善氏の仕事のやり方を少しでも見習うべきである。
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げに恐ろしきは三浦皇成・・・

2008年10月28日 | Weblog

 ルーキーの三浦皇成騎手(18歳)が、先週土曜日の福島競馬1R(2歳未勝利)で、アドバンスヘイローに騎乗して1着となり、通算70勝目をマーク。武豊が持っていた、JRA新人年間最多勝記録(69勝=87年)を21年ぶりに塗り替えた。不滅と言われていた武豊の新人最多勝記録をついに抜いてしまった。

 5月、20勝くらいの時点で世間は騒ぎ出した。脅威的なスピードで勝ち星を積み重ねていく若き天才。TV・新聞などでも取り上げられ、私も「これはすごいな。」と思いながら新聞の特集記事なんかを切り抜いて置いていた。

 コネが強い競馬界で、まったくそういうものもなく、幼少の頃から乗馬に親しみ、乗った馬の性質やクセなどをすべてメモに付けていたという。スポーツは剣道や器械体操など、すべて騎手に必要な筋力、バランス感覚を養うために行っていた。騎手という職業柄あまり体重(筋肉)は増やせないが、それでも背筋力200kg以上あるそうだ。

 先日も近所の焼き鳥屋のカウンターで夕食をとっていたら、横のおっちゃんたちが、三浦の話で盛り上がっていた。「あいつはほんまに18歳か!?」、「インタビューでしゃべってんの聞いてたらワシらよりよっぽどしっかりしとるでぇ。」 ある女性アナウンサーも三浦に取材して「ルーキーとは思えない。まるで引退したベテラン騎手が、長かった自分の競馬人生を振り返っているような口調でした。」とTVで言ってた。確かに非常にロジカルに話すし、選ぶ言葉も的確である。知能も相当高いのだろう、超一流のアスリートはバカではなれない。

 「騎手になるために“生まれて”きた男」みたいな言い方をメディアはしているが、それは正確ではない。天才と秀才が備わった彼には「騎手になるために“生きて”きた男」と評すべきだと思う。とてつもない18歳、今後どこまで成長するかが楽しみである。

 

 

 唯一、心なしか巨人の内海と顔が似ている点だけが気になる・・・(^_^;)

                                                     

(三浦皇成)     (内海哲也)

 

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京阪電鉄中ノ島線

2008年10月27日 | Weblog
 日曜日、10月19日に開通した京阪電車中ノ島線に、私と長男と二男の“テッちゃん三人組”で乗りに行った。
 行きは京橋駅でJRから乗り換え、そのまま終点の中ノ島駅まで。少し大阪国際会議場を見物した。「ここは大阪の大事な会議が開かれる所や。お父さんも何回か会議したことあんねんで。」とよー分からん自慢。
 そのまま大阪市立科学館へ。息子たちは遠足で来たことがあるが、私は初めて。結構大人も楽しめる施設であった。特に直近の話題ということで、南部陽一郎博士のノーベル賞テーマ「素粒子物理学と核物理学における自発的対称性の破れの発見」について、磁石を使った実験でその原理を解説したり、中国食品への混入事件が連日報じられているメラニンについて、化学的な説明がパネルで表示されていたりと、なかなか時宜を得た展示もあった。科学館を出てからは、中ノ島界隈を散策し、帰りは渡辺橋駅から乗り、行きと逆コースで帰った。
 中ノ島エリアは、経済・文化における大阪の中心地区の一つ、そこに鉄道という都市インフラが今まで通ってなかったのが不思議なくらいである。今回の“東西軸”の強化によって、市民や来訪者などの利便性向上・快適性向上、ひいては大阪の活性化がより一層図られることを期待したい。
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真弓明信への期待(第2打席)

2008年10月26日 | Weblog

 先日「真弓明信への期待」というテーマで記事を書いたら、スゴイ反響だった(三人だけど・・・)。みんな真弓好きやなあ~(笑)

 ということで前回から追加。真弓監督に何を期待するかについて。

 マン君のコメントへの回答でも少し触れたが、手元にベースボール・マガジン社が3年前に発行した『阪神タイガース70年史』という本(ムック)がある。その中で「これが歴代猛虎最強布陣だ!~あなたが選ぶベストナイン~」という特集が組まれ、歴代のタイガースの選手の中からファン投票でポジション毎にベストナインを選出している。結果は、

 [投手]

  1.江夏 豊

  2.村山 実

  3.井川 慶

  4.小林 繁

  5.藪 恵壹

[捕手]

  1.田淵 幸一

  2.矢野 輝弘

  3.木戸 克彦

  4.土井 垣武

  5.若菜 嘉晴

[一塁手]

  1.バース

  2.オマリー

  3.アリアス

  4.遠井 吾郎

  5.八木 裕

[二塁手]

  1.岡田 彰布

  2.今岡 誠

  3.和田 豊

  4.鎌田 実

  5.中村 勝弘

[三塁手]

  1.掛布 雅之

  2.藤村 富美男

  3.今岡 誠

  4.片岡 篤

  5.八木 裕

[遊撃手]

  1.吉田 義男

  2.藤田 平

  3.平田 勝男

  4.藤本 敦士

  5.真弓 明信

[左翼手]

  1.金本 知憲

  2.佐野 仙好

  3.真弓 明信

  4.景浦 将

  5.ラインバック

[中堅手]

  1.赤星 憲広

  2.新庄 剛志

  3.真弓 明信

  4.北村 照文

  5.田宮 謙次郎

[右翼手]

  1.真弓 明信

  2.桧山 進次郎

  3.ラインバック

  4.赤星 憲広

  5.新庄 剛志

 

  さすがファンの目は正しい。私も投手部門以外は各ポジションの1位(ベストナイン)すべて同意見である。

 それにしても真弓は素晴らしいな。ライトで堂々の1位(ベストナイン)の他、センター、レフト、そしてショートでも選ばれている。こんなん真弓だけ。打順もおそらく9番以外は全部経験していたのではないか。それに足も速かった。周りの虎キチも「何でもできた万能選手」といった評価が多い。現役時代「不動の4番バッター」や「大黒柱のエース」といった存在だった指導者にはない、ユーティリティな野球観を采配に持ち込んでくれるものと期待する。

 書きながら改めて来年のペナントレースが楽しみになってくる。こうして来シーズンへ向けての展望を語っていると、商業主義に彩られたクライマックス・シリーズなんぞに騒いでいる世間の野球ファンが愚か者に見えてくるぜ、まったく。

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ブログの活用方法

2008年10月25日 | Weblog
 友人のX君から聞いたブログのユニークな活用方法。X君の部下のYさんが、多忙と新しい業務へのプレッシャーからメンタルを患ってしまった。2~3ヶ月の療養が必要ということで休業することになったのだが、Yさんから上司であるX君に対し、「自分の日々の(精神)状況を書き記すためのブログを立ち上げますので、それで休業中の状況を確認して下さい。」と要望してきた。誤解のないように言っておくが、X君とYさんの人間関係は良好である。
 Yさんは、ブログで独白しながら冷静かつ客観的に自分の状況を見つめられるし、上司であるX君にもメッセージを伝えることができる。X君としても休業中のYさんに都度電話やメールをするよりも、ブログをちょくちょく覗くことによって、押し付けがましくなく様子が確認できる。
 ほどなくYさんはスムーズに職場に復帰。その後もブログを継続しており、X君も暗黙の了解で時々内容をチェックしながら、ケアできているという。
 メンタル疾患の部下とその上司の間で、ブログをこのように活用するのがよくある手法なのか、Yさん自身がそういうやり方を考え出したのかはよく分からない。ただこのように、互いに一定の距離を置きつつ、婉曲的な情報の受発信ができるというのは、ブログというIT技術がなせる有益なコミュニケーション手法だと思う。
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SUNSET 2117

2008年10月24日 | Weblog
 会社帰りにT先輩とH君とで「SUNSET 2117」で軽く飲む。尻無川の上に浮かんでいる水上バーである。店名の「2117」は所在地の大阪市大正区三軒家西2丁目1-17の番地からきている。キャッシュ・オン・デリバリー形式で、最初にカウンター脇のコイン販売機で1枚500円のコインを買う。1コインでドリンク、フードがオーダーできる。プレミアムモルツもカクテルもピザもすべて1コイン。非常に良心的な値段である。オープンしてからもう何年も経つのに穴場的なスポットのためか、いつ来てもそれほど混んでいない。
 下町生まれの下町育ち、この年になっても北新地にあるような高級な飲み屋はあまり得意ではない(ほとんど行かないし)。それよりも、コストパフォーマンスが良く、店の雰囲気がしっくりきて、何より一緒に行ってるメンバーとの会話が楽しい、そういう飲み方をこよなく愛する。今回はもちろん「三重丸」である
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真弓明信への期待

2008年10月23日 | Weblog
 これまでの阪神の監督は大きく分けて二つのタイプがあると思う。
 ①現役時代からタイガース一筋の生え抜き選手だった(吉田義男、中村勝弘、村山実等)
 ②他球団で選手・コーチ・監督等を務めその実績から招聘された(星野仙一、野村克也、中西太等)
 真弓明信はそのどちらにも当てはまらない。もともとはいわゆる“外様”選手で監督経験ももちろんない。1979年、阪神-田淵・古沢vsクラウンライター-竹之内・若菜・真弓の大型電撃トレードで阪神へ移籍。竹之内はその独特のバッティングスタイルで、若菜は田淵なきあとの生捕手として早々に中心選手として活躍、真弓は彼ら二人に比べ最初は地味な印象だった。でも結局一番長く現役生活を努めたのは彼である。
 トレード、首位打者、85年日本一(最強の一番バッター)、内野から外野へのコンバート(今思えば皮肉な話だが岡田の影響で押し出されたカタチ)、晩年は代打の神様、引退後は他球団である大阪近鉄バファローズで打撃コーチ(2000年優勝)、野球解説者・・・。決して絵に描いたようなエリートではない、むしろ波乱万丈の野球人生ではないか。球団フロントは上記の二パターンに大別できない真弓の幅広いキャリア・経験値を評価したのだと思う。
 これから先数年、タイガースは相当厳しい時期を迎えるだろう。金本、下柳、矢野、桧山といった大ベテランはもうそれほど永く第一線での活躍は期待しにくい(むしろ頼ってはいけない)。新井、今岡、赤星、関本、安藤、福原といった中堅どころも今からの上積みは難しい。若手のブレイクと確かな補強が必要となってくる。そういった戦力をいかに活用しチームビルディングしていくか、そこは“野球経験値”の多い新監督の手腕の発揮どころである。ルックスも抜群でキャラクターも爽やか、来年再改装される新甲子園で新監督のパフォーマンスを大いに期待したい。頑張れ真弓!偉大なる前任者を超えてくれ!
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縁@えん

2008年10月22日 | Weblog
 関係会社の社長であるYさんが以前マネジャーを務めていた兵庫地区の営業メンバーの有志の飲み会に参加させてもらった。今は皆転勤して部署はバラバラになっているのだが、時々有志で集まって飲んでいるとのこと。以前にYさんと元チーフのS君と飲んだ時に、その会のことを聞いて、「Mはほとんどメンバーと面識あるから一回参加しろよ。」ということで呼んでいただいた。
 梅田のお初天神通りの手作り料理とお酒の店「えん」に集まる。和食を中心に飲み食いしながら、初参加にもかかわらず会話の輪の中にもちゃんと入れてもらえて楽しかった。バカ話や思い出話に加え、皆から現場の実情を色々と教えてもらったり、元ヤンキーのMちゃんにマネジメントについてのアドバイスをもらったりと非常に有益な時間を過ごした。
 「人生いっちょ噛み」が座右の銘。今後も色んな人たちとの縁を大切にしていきたい。
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岡田彰布への感謝

2008年10月21日 | Weblog
 クラクイマックスシリーズ第1ステージ第3戦は、0-2で阪神が敗れ、これでタイガースの2008年シーズン、そして岡田彰布の5年間の監督生活が終わった。
 好投の岩田を変えて、最終回藤川を投入したが、その藤川がウッズにツーランを浴びてしまう。岡田阪神の象徴ともいえる守護神藤川で打たれたのなら仕方がない。最後は力と力の良い勝負だったと思う。
 TVを見てたら、試合終了後も多くのファンが京セラドームに残って、ずっと岡田コールをしていたが、ほどなく中継が終わる。そのままふて寝して、朝起きて道上さんの「おはパソ」を聴いていたら、ベンチ裏で記者団へのインタビューを終えた岡田監督が選手とともにもう一度グラウンドへ出てきて胴上げされたらしい。しかも応援団は岡田の現役時代のヒッティングマーチ(オッカダー♪オッカダー♪オッカッダッ♪~)を演奏したそうだ。泣いてたファンも相当いたとのこと。
 派手なパフォーマンスや粋な発言は一切ない。選手の中にも、絶対的なエースや大砲はおらず、そういう中“ヤリクリ上手”で5年間常勝タイガースを作り上げてきた。「俺自身がホンモノの阪神ファンやから。」阪神を愛し、ファンに愛された名監督が、静かにグラウンドを去る。
 ありがとう岡田!




 次回、「真弓明信への期待」へ続く
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【書籍】リクルートのDNA

2008年10月20日 | Weblog
 『リクルートのDNA』(江副浩正著、角川oneテーマ21)を読む。

 リクルート創業者である江副浩正氏の経営書。経営論というより、筆者がベンチャー企業として同社を興し社長を退くまで携わってきた事業経営そのものの回顧録である。タイトルに「DNA」とあるように、創業時代から企業理念や全社員での価値観の共有化に相当注力してきたことがよく分かる。
 同社が、また経営者である筆者が、現在まで決して順風満帆できたわけではないことは多くの人が知るところである。本書では、事業を拡大していく際に政治家と接触していく過程が所々に書かれ、「これが後に間違いにつながった。」というように述べている。だが結局最後まで「リクルート事件」についての詳細な記述や自身のコメントはなかった。「事件」や「ダイエーによる資本支援」の後の経営の立て直しについて、もう少し知りたかったのだが。あくまで筆者の「現役時代」のエピソードが中心。
 私個人としてはサークル活動の延長のようなこの会社の“ノリ”があまり好きではない。ただ同社のスピンオフメンバーが次々と独立し、新規事業や個性的な企業を立ち上げている様を見るにつけ、やはり主体性を持った人材を育てる仕組みが、経営の中にビルトインされているのであろう。
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ごく普通の日曜日

2008年10月19日 | Weblog
 日曜日は6:00AM前に起床し南港へ海釣りに、前週のリベンジを図るもあえなく惨敗(坊主)。もう釣りやめよう、しばらく。
 そのまま南津守のHOMESで買い物。古くなったホットカーペットカバーを買い換える。
 その帰りに1年ぶりくらいにくら寿司で昼食。やっぱりコストパフォーマンスええなあ、回転寿司は。醤油や甘だれの他に、白身魚やイカ用に梅塩や、コッテリしたネタ用に牡蠣だしベースの柚子ポンズなども置いてあり、寿司の味付けも色々と楽しめた。
 帰ってきてから昼寝。
 秋華賞は天才三浦騎乗のアロマキャンドルの単勝でいくも、かすりもせず。馬券は3連単1098万円と大荒れだった。
 夕方は子供たちを近所の理髪店へ連れていく。伸びた髪をバサバサと切り落として短くしていく。(もう俺はあんなに豪快に散髪してもらうことができないんだ・・・。)などとつぶやきながら、待合椅子に置いてある週刊ポストとフラッシュを読みまくる。
 夜はクライマックスシリーズを見る。今日阪神負けたら相当ヘコむだろうな、と思っていたが、何とか1勝1敗へ持ち直した。
 そんなこんなでごく普通の日曜日。

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創業記念日講話

2008年10月18日 | Weblog
 社長から創業記念日講話があり、勤務先の研修センターにてネット配信で視聴した。営業面でも原料調達面でも相当困難な時期である。でもそういう時だからこそ、それを乗り越えていくために、グループ社員一同一致団結すべく、前向きな言葉が発せられていた。
 その中でユニークだったのは、「仕事多忙の中でもしっかりとストレス解消をしよう。」というメッセージ。ストレスはストレス(STRESS)でやっつける、というのである。
 すなわち「STRESS」とは・・・
   S - sports(スポーツ)
   T - travel(旅行)
   R - recreation(気ばらし)
   E - eat(食事)
   S - sleep(睡眠)
   S - smile(笑い)
 なかなか上手く整理されている。でもこれは精神科医で作家のモタさんこと斉藤茂吉先生の著書『いい言葉はいい人生をつくる』(←だったかな?)からの引用である(もちろん社長はそれをことわって述べておられた)。
 欲を言えば、ライティング・スタッフは、ここは引用ではなく、オリジナルを持ってきてほしかったな。私が書いたのならオリジナルのフレーズをひねり出したと思う、間違いなく。
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原点回帰 ~大手前病院にて~

2008年10月17日 | Weblog
 仕事帰りに同じ職場のNちゃんが入院している大手前病院へお見舞いに行った。少し話もできたが、ずいぶん元気そうで一安心。今週末には退院できるかも、ということで、その後しばらく自宅療養して職場復帰の予定。Nちゃん、無理せずゆっくり休んで下さい。
 大手前病院は10歳の時、私が腎炎で2ヶ月あまり入院してた病院。退院後もしばらくは定期的に通っていたが、治ってからは行ったことがない。今回は本当に久しぶりに病院の中へ入るということで、ある種懐かしい気持ちもあり、結構ドキドキしていた。エントランスに入ると、記憶しているイメージと違う。そうか、建て替えしてるんやな。私が入院してた当時も決して新しい施設ではなく、それから30年程度経っているわけで、新築(改築?)は当然かも。偶然だが、一緒にお見舞いに行ったMさんが営業所属時代にガス空調の営業をして採用いただいているとのこと。
 エントランスからNちゃんの病室、最上階の談話コーナーと歩きながら、その頃のことを思い出す。入院およびその後の療養生活が今の自分の原点だと言っても過言ではない。10歳の子供にはあまりにも退屈な病院生活のため、母親はせっせと本を買い与えてくれ、それがきっかけで読書好きになる(先日載せていた湯川秀樹伝も病室で読んだ)。もちろん運動禁止とされ、それまで入っていたソフトボールチームやカブスカウトも辞め、勉強中心の生活パターンになる(そこで自分が結構勉強ができることに気付いた)。わがまま放題のボンボンが、しっかりとした子供になる(自分で言うなあ~)。完全にそこでキャラが変わったな。
 ここ数日今の仕事関係で、あらためて『仕事で一皮むける』(金井壽宏著)を読んでいるが、自分の人生で「一皮むけた」のはまさにこの大手前病院での入院生活である。嗚呼、懐かしかったあ~。
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