(1)
一番嬉しかったのは、Aさんのご主人が初当選したこと。Aさん新卒でうちに入社した。私はそのとき「新人教育係」だった。その縁で、彼女が転職してからも、ずっと縁が繋がっていて、ご主人との結婚式も呼んでもらった。当時彼はまだ某大物政治家の秘書だった。その後、衆議院議員に立候補し、一度落選した。今回は見事リベンジして初当選。ガチンコの途中、T君が知らせてくれて、すぐにAさんに「おめでとうメール」を入れると、夜中に返信が。新入の時にお世話していた22歳の彼女が、今や代議士の妻。感慨深いものがある。
(2)
誰もが知っているようなベテラン大物議員が落選というケースが何人か見られた。あきらかに老害みたいな人もいる(いや、ほぼ全員!?)。選挙で日本の政治を変える、なんて大上段に構えると、目的までに距離があり過ぎて「そんなわけないだろ」となってしまう。「あなたの一票で要らない政治家をスポイルしましょう」というメッセージなら実現可能性を感じて、若者ももう少し選挙に行くかもしれないね。
(3)
さて経済対策。「個人消費を伸ばす」と一簡単に言っているが、次の三段階で考える必要がある。
①家計の収入ひいては可処分所得が増える。(まず金を持つ)
②増えた所得を(貯蓄ではなく)消費に回す気持ちにさせる。(現在と将来に安心感を持つ)
③実際に消費したいものがモノ・サービスが市場にある。(購買欲を持つ)
与党は盛んに①を主張するが、今の日本、②③が難しいのだ。特に私の世代は③。
「家も車も電化製品もある。需要は買い替えのみ。スマホやサブスクがあれば遊びにもそんなにお金使えう必要無いし」という友人・知人も多い。これからまだモノを必要とする若者向けの施策が欲しいところである。